道ばただよりー足元の自然 2021.3.31 すいごごカフェ 三好明子さん(生態系保護協会春日部支部長)

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自然が大好きだから

 元々自然が好きだったこともあって、埼玉県生態系保護協会 春日部支部に入って、いつの間にか先頭を歩くようになって25年くらい経ったのかな。埼玉新聞・県東版では「道ばただより」という記事を2006年から連載していて、もう15年になる。ネタを探すのが大変だけど、誰でも知ってるような事から、私が気づいたことを書こうと思ってやっている。

 例えば、今年の1月14日に書いた記事は獲物を狙うカワセミのこと。こんな目立つ色でどうやって暮らすんだろうと思うけど、実はお腹側は茶色いので、陰に入っちゃうとほとんど枝の出っ張りにしか見えなくなる。今はプロポーズ、ペアリングの時期。くちばしの下が赤いのが女の子。黒いのが雄。女の子はちゃんと口紅をつけてる。それで、男の子はお魚をとってメスにプレゼントして受け取ってもらえるとペアになれる。お魚を食べる時って、魚は鱗があるから、飲み込みやすいように頭から食べる。男の子は魚をプレゼントする時にちゃんとメスの方に頭を向けてあげる。紳士でしょ。相手のこと考えてる。でも、この間見ていたペアは、女の子が魚を待ってたんだけど、雄があげるのが下手だったの。そしたら待ちきれなかったメスが自分で川に飛び込んで魚を取ってきちゃって。それ見て笑い転げちゃった。

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歩いて、体で自然を感じてみよう

 埼玉県生態系保護協会では自然観察会もやっている。単に植物や動物の名前をお伝えするだけじゃなく、生き物がそれぞれこういう暮らしをしているというのをお話しながら2時間かけて1キロ歩く感じかな。観察会の中で3つくらい初めてのことに出会えたら幸せ。1キロは15分くらいで歩けるから、2時間ということはどれだけ立ち止まってるか。足が丈夫じゃない方でも大丈夫。どなたでも参加できる。

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自然の大切さを知ってもらいたい

 春日部で撮った写真を持ってきたんだけど、これは大鷹という鷹。蛙や小鳥を取って食べる。これはサギ。何を食べると思いますか。田んぼで虫を捕ったり、いろんなものを食べてる。トンボは速いから、飛んでるものを捕まえて食べる。いろんな虫が葉っぱを食べて大きくなっている。雀は何を食べる?雀はお米やいろんな種を拾って食べる。でも、子育ての時は虫も食べる。そういうふうにいろんなものがお互い食べ合ってるのが生態系ピラミッド。そう考えると、一番下は植物がないと、ピラミッドの上の人達は食べるものがない。

 植物がすごいのは、何を食べるわけでもなく光合成をするところ。二酸化炭素と水で、それを光のエネルギーを使ってブドウ糖にして酸素と水を出す。なんにもないところから植物は自分を大きくしてる。だから周りの動物が大きくなれる。植物を育てるものは何?それは土。土の素は何か。落ち葉やたい肥を作ったり、みみずがいるといい土になると言う。でももう一つ、元々は枯れ葉だったり生き物の死骸だったりを、菌が分解して土にしていて、それで全部がつながる。つまり土がすごく大事で、土を作っているのは小さな生物。

 そういう関係が私達の生きている自然の仕組み。水だって、雨が降って川に流れてってイメージしかないかもしれないけど、蒸発して雨になって、それが私たちが飲む水になるわけだから、ないと私たちも暮らしていけない。そういう全ての自然が私たちの基礎。それを無視してはいけない。なので、自然はあって当たり前かもしれないけど、必死になって守っていかないとダメなもの。こういうことを知って、自然を大事にしないといけないっていう人を増やしていかなきゃいけないと思っている。

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