今までの足跡をふりかえって 2021.2.24 すいごごカフェ 半田清雄さん(NPO地域自立支援グループあん) 後編

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質疑応答


地道な運動をいかに反映させるか

大塚(眞):実態調査は、基本的に調査されるのが障害者の親。親がどう感じるかによって障害者の待遇が決められてしまうので、“自分たちのことは自分たちで決める”ことを大切にしてほしいということで金子さんが中心になって活動してた。私はこのビデオを見てると、疑問があれば話し合ったりして解決しようとする昔の方がおもしろかったなって思う。県庁に泊まり込んだりね。山下さんなんかは知事室座り込みとか、教育長室で焼肉パーティーとかやってたし。今は行政によって飼い慣らされている気がする。今でも昔と置かれている立場は変わらないと思うんだけど、年金か何かである意味それなりに生活できるようになってるって部分もあるのかな。今も基本的には就労についてもすごく差別的なところもあるし、ノーマライゼーション、インクルーシブって考え方が一般の市民の中に浸透しているかといったら今ビデオで見た時代とたいして変わってないんじゃないかなって気がする。

黒田:何かしたいなら国会で法律を変えないと障害者のためにはならないと思う。

半田:障害者差別解消法にしても、国が変わる前段階として、いろいろな積み重ねの地道な運動があって、国としては世論とか運動に押されて、仕方なくやったというのが本音じゃないかな。我々の地道な運動をいかに反映させるか、双方向のやり取りが必要になってくると思う。

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分けられることが当たり前になっている今

中山:養護学校義務化以降に育った人が今親になっているんだけど、分けられることが当たり前になっている。いざ障害児の親になったときに、障害児学級にいることが何よりですよと言われているから、特別な支援が与えられないことが差別だと思っている親がいる。大塚さんが言うように、むしろ悪くなっている気がして、本当にどうしたらいいのかなって考えてしまう。

日吉:私も22歳の時に青い芝の「われらは愛と正義を否定する」って言葉を聞いた時に、気持ちの中で納得しちゃった。
1週間に1回ピアカウンセラーとして働いているんだけど、ここ何年か気になっていることがある。ついこの間も相談の電話がかかってきたんだけど、3歳の子供の使える制度はどんなんだとか、養護学校はどういうところがあるかとか、3歳の子供の将来像をもう親が描いちゃってる方がいた。ある意味制度が充実した半面、身動きも取れないっていうか、隙間がないというか。だからなるべく行政と仲良くやって、ちょっとでも良くしていこうねって山下さんと話したりする。

半田:テレビに映っていたような戦い方は今やれって言っても無理。今日のビデオの中ではもろ敵対関係にあったかもしれないけど、もっと仲良くしていくような作戦を柔軟に考えることが今は必要。
青い芝の金子さんと全障連の八木下さんは、運動スタイルが違うから仲がそんなによくなかった。ただ埼玉では代表的な2人が83年の精神衛生実態調査の時は力を合わせて一緒にやれたってことがすごいことだなって。いろんな立場の人と話し合いたいっていうところが似ていた。自分の運動と、それ以外の人も呼び込んで、どうしたら共にやれるか、今の現代のスタイルに合わせてそれを続けられるかが課題だと思っている。

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