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zoom RSS よたろう楽団という生き方への道ー寺島裕さん・藤崎愛美さん

<<   作成日時 : 2018/10/01 23:34   >>

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NPO法人障害者の職場参加をすすめる会の活動や個々人の縁をたぐって、地域で暮らすいろいろな人々をゲストとして招き、リラックスした雰囲気の中で暮らしや仕事を思いつくままに語っていただき、若干の質疑応答もする「すいごごカフェ」。第4水曜日だけは、せんげん台に4月から開 9月26日のゲストは、よたろう楽団:寺島裕さんと娘の藤崎愛美さん。自ら付けられたタイトルは「母娘そろってハンデ持ちですが何か?」。

 お二人の語りの豊富な内容は、とうてい報告しきれないので、なぜ「よたろう楽団」なのかを中心に。
 裕さんは4年前に3度目の結婚をされ、寺島の姓となった。お連れ合いは都内のタクシー運転手。出会った時、「いくつなのよ」、「5だよ」、「45?」、「65」、「エーッ、おやじより上じゃねえか?!」現在は72才。裕さんは「こんなめちゃくちゃな私でも、『裕は人間だよ』と言うんだよね」と語る。裕さん自身はそれまでの35年間を背負いながら、こんな自分のどこが人間なんだよと反発したが、返ってくる言葉は同じだった。

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 裕さんが高3の時愛美さんを身ごもり、そのお相手と結婚したが、愛美さん2歳の時に離婚。その後、裕さんが交通事故が原因で、愛美さんを両親に託さざるを得なくなった時、両親が裕さんの承認なしに愛美さんを施設に送ってしまう。その後で、裕さんが藤崎さんと出会い二度目の結婚をされ、愛美さんの姓も藤崎となった。藤崎さんとはDVのために愛美さんが小1の時離婚し、シェルターにも入ったという。母の裕さんはいま寺島だが、15才(中3)だった愛美さんには自分の意思で決めるように話し、結果として藤崎のままとなったという。

 愛美さんは、精神科に通院しているが、なんでなのかと主治医にたずねたことがある。「発達性トラウマ障害」という病名を知った。「ママの虐待がトラウマになって、そういう病気を発症してしまったんだ」と。
 二度目の離婚の後、両親が愛美さんを「承諾なしに施設に送ってしまった」と裕さんは語る一方で、それまで裕さん自身が断続的に愛美さんに虐待をしてしまっていた、愛美さんを預かった「母親も疲れていた」と語る。
 愛美さんを育てて来て、「なんかこの子普通の子とちがう」と思いながら、何かのきっかけで知能検査を受けたら、学習障害と判定され、「勘はあたっていた」と思う反面、受け入れられなかった自分もいて、「その受け入れられない自分が娘に苛立ってボコスカやりまくった結果、施設に送られた」と、裕さんは述懐する。

 愛美さんは、一時保護所を経由して、児童養護施設「子供の町」に入所する。愛美さんは「いろんな先生がいて、いいところだった」と懐かしむ。
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そこから通った中学校で愛美さんは吹奏楽部に入り、打楽器(ボンゴ)を教えてもらったことが印象に残っている。裕さんも中学校で吹奏楽部だった。しかし、その吹奏楽部で顧問からコントラバスを割り当てられたことが発端となり、仲間外れにされ、さらには担任に呼び出され「公開処刑」されたという苦い記憶がある。愛美さんの中学の最後の演奏の時、裕さんは、児童相談所を拝み倒して聴きに行ったという。

お連れ合いは親族に自閉症の人がいて、障害のある人も一緒に生きようという気持がある。でも高齢で、脳挫傷の既往もあり、「かなり怪しい」。裕さんは今も毎日もう投げ出したいという気持に陥るが、100%は嫌いになれず、今の生活を大切にしてもう少しよくしていきたいと思いもする。
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寺島さん夫妻のふだんの会話が馬鹿馬鹿しい与太話なので、「よたろう楽団」と名のって月イチか隔月に福祉施設等にボランティアで出かけるようになった。裕さんがサックス、お連れ合いがハーモニカ。

きっかけは、裕さんが障害を持ち、生きづらさを抱えている人々と話して感じたことから。障害は免罪符にならない。障害(者手帳)は「死ぬまで有効なもれなくVIP待遇パス」ではない。自分の取扱説明書の冒頭の重要事項の赤文字に過ぎない。

迷惑をかけた人達に申し訳ないという思いが大事。行政にも相当歩み寄ってもらっている。それだけだといつか破綻する。そうなる前に、共に歩んでいくためのタネをひとつでもいいからと。

 
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