共に学び・働く―「障害」というしがらみを編み直す

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zoom RSS 日野の里山とまちで共に働くやまぼうしツアーで、埼玉東部での職場参加と仕事おこしの現在を照らす

<<   作成日時 : 2016/11/25 17:07   >>

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11月15日、NPO法人障害者の職場参加をすすめる会主催・デイツアー日野。リフトカー3台で19人参加。
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その案内チラシ。 
「東京都日野市のNPO法人やまぼうしを訪ねます。フレンチレストラン『れんげ』でおいしい昼食をいただき、理事長・伊藤さんのお話をうかがい、見学交流します。近くの豊田駅にあるショップ『わーくわーく』(6施設の品を販売)にも立ち寄りたいと思います。 私たちの地域のこれからにとって大いに参考になるでしょう。
やまぼうしは、入所施設から地域へ出て暮らすため30年前に店をつくったことに始まり、里山や小川の保全(生活介護)を環境団体と共に取り組み、さらに就労移行支援事業として「れんげ」を開いたことをきっかけに、廃校や大学、公共施設などあちこちでレストラン(就労A、B)を展開しておられます。」
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 今回はNPO法人やまぼうし(理事長・伊藤勲さん)の源流を訪ねる小さな旅。31年前に開設されたNPO法人の前史としての店「おちかわ屋」。
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 その昔、入所施設職員だった伊藤さんらが、重度障害者たちの「街で生きたい」という思いを実現すべく一緒に立ち上げたこの店は長らく川崎街道沿いにあった(上の写真)が、つい最近移転、リニューアルした。
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重度、重複の障害者たちが介助を受けつつ元気に働く情景は往時と変わらないと感じる。
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 「施設から地域へ」の壮絶な試行錯誤の末、逆に施設障害者も共に生きられる場として足下の地域を切り拓く方向に転じ、2001年やまぼうしがスタート。重度知的障害者の生活寮と農ある街づくりへの障害者等の参加、併行した遊休農地活用に取り組んだ。
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 今日のデイツアーでは、その転換期をリードした拠点・里山耕房くらさわを中心に見学・交流した。
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くらさわのホワイトボードには、今日の利用者22人、職員12人の動きが掲示されている。
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「室内」が9人で、25人はみな地域のあちこちに出ている。農業には「ひまわり畑」が12人。「ヤギ牧場・ハウス」が3人。店には「宙・おちかわ屋」が3人。豊田駅前のアンテナショップ「クプリ」が5人。そして「配送」が2人。
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残っている9人は刺繍やポスティングのチラシ折りなど。
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 次に、その「ひまわり畑」、「ヤギ牧場・ハウス」等を回る。
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酪農家を継いだ鈴木さんは、多摩ニュータウンを中心とした開発等により廃業の危機に追い込まれた時に伊藤さんらと出会い、障害者も共に働き、共に生きる場として事業を続けてきた経緯をお聞きする。
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また、近くの農家で親亡きあと知的障害者が財産をだまし取られそうになった状況を阻む取り組みもしてきたという話も。
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 「農福連携」などという言葉がまだない頃からの長い付き合い。
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 近年、自治体が新規就農の推進など掲げても実効性が乏しい中、さまざまな人々と出会い、共に働きたいと、ここで有機農業を始め、周辺地域はもちろん都内にまで販路を広げている新規就農者の一人舩木さんとも会う。
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数年前3人で始め、今は若者8人。
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 農場で婚活パーティーも開き、たくさんの人々が集まったという。

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 NPO法人障害者の職場参加をすすめる会では、福祉・医療の対象者として分け隔てられた人々もさまざまな手法を駆使して地域の職場に参加し共に働く取り組みを続けてきた。  
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 会の原点には前代表の故鈴木操さんが若かかりしころ、障害者も養鶏場で共に働いていた経験もある。「職場」というと、工場、事務所、店といったイメージが浮かぶが、かっては農林業、漁業、鉱業などの第一次産業やその関連で、さまざまば障害のある人々が他の人々に交じって働いていたのだ。

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 また、農家の奥でつぐんで日々を送っていた障害者が街に出る中で支援者に指示して畑を作らせて売ったりしたわらじの会の経験などが重なっている。わらじの会の活動拠点であるくらしセンター・べしみや生活ホーム・オエヴィスは、その経験の中から紡ぎだされたといってよい。

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日野の歴史に学び、当地の経験をより合わせながら、仕事おこし懇談会inこしがやや越谷水辺の市で一緒に動き始めた、農や食に関る市民活動との連携による、職場参加の今後の展開を探りたい。

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 なお、本日の昼食は、障害者自立支援法施行後、やまぼうしが最初に立ち上げたフレンチレストラン「れんげ」で。
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 ここは就労移行支援事業。調理補助や接客で働く人々の7、8割は1、2年で一般企業に就労し、他は就労A、Bに移行するという。
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 現在のやまぼうしは大学や公園のレストランをあちこちで展開し、主に就労Bそして一部が就労Aだが、その出発点が就労移行というのもユニーク。上の写真は法政大学エッグドームにあるスローワールド・カフェ。

 れんげではこのレストランで働くだけでなく、あちこちに出かけて働いてもいる。
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 JR豊田駅前のやまぼうしの アンテナショップ「クプリ」を訪ねた時、れんげの利用者が店員でおり、こちらの質問に「ゲーム会社で働きたい」とはにかんで答えていた。
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 伊藤さんには、12月18日に越谷で開催する「共に働く街を創るつどい2016」においでいただく。乞うご期待!
 

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