共に学び・働く―「障害」というしがらみを編み直す

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zoom RSS わらじ大バザー2016 からまり、溶けあう宇宙たち そこに画伯宇宙が飛来して

<<   作成日時 : 2016/10/18 21:49   >>

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16日(日)のわらじ大バザー2016―盲ろう下肢マヒの橋本画伯がイメージしたバザーとは?そのイメージの外に拡がるバザーは?出会い、渦巻くバザーの宇宙。
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 画伯のバザー会場への道は、まずご近所の大熊さんに月刊わらじを配達することから始まる。大熊さんは元市職員で清掃の現場にいた。かってのバザーでは画伯の両親に誘われて、仕分けや売り子も務めた。定年退職後年月が過ぎ、夫婦で育てた野菜を直売所に運んで売るのが楽しみ。

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 今日は画伯の歴代思い姫の一人・北尾さんが迎えに行き、会場を回る。あるべき赤い糸で結ばれるはずの子連れのひとへの結納品を日々買い溜めている画伯だが、バザー会場で触れた品の中にはしかるべきものはなかったようだ。
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 会場ではかって「克己絵日記」をあちこちの駅頭で販売していた10数年前の「絵日記の旅」で、家にこもっているのをよく引っ張り出しに行った、その大貫くんに出会う。大貫くんは、オエヴィスやべしみの職員だった本田さんの甥・清くんと定時制で同級で、その消息を本田さんに尋ねていた。上の写真には、その様子を向こう側で取材する月刊わらじ巽編集長の姿もとらえられている。
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 画伯は握手し、触手話で名前や住所、年齢などを聴き取り、自分の内なる書庫から保存データを読み出してイメージを構成する。いま初対面の場合のデータは、最近の絵日記がそうであるような点描なのだろうか。
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 県立大の卒業生で、大阪で重度障害者の施設で働く濱野さん、都内の区役所で生保の担当として働く金曽さんとのゴールデン・アフタヌーン。
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やはり県立大の卒業生で、精神障害者の地活で働き、手話サークルで活動する田村さんは触手話でいろいろ。上の写真左は、現在の専従介助者・新井さん。その様子を後ろで取材中の月刊わらじ非編集部員・大槻さん。
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 そして、おなじみの水上プロレス。「エアロープ」に囲まれた小さなハンドメイドのリングを基本としつつも、会場全体に容易にあふれ出て、そこにいる子どもや売り子や客をまきこんで闘われるバトルを、どう伝えたらいいのか。上の写真はバザー開始まもなくの情景。中央後方では水上プロレスのしこみが既に始まっている。
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水上プロレスといえばわらじバザー。毎年動画がネットにアップされる人気。上の写真は、氷いちごを食べさせられて三叉神経が痛くなるすごい技が爆発!ただ、水上プロレスがわらじバザーに登場したころは、すでに画伯がかなり視えなくなっていたので、その存在を認識する条件が乏しかった。

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バトルは画伯のすぐ近くでも行われた。上の写真は、藤だなと子どもたちを使っての必殺技。しかし、
幸か不幸か、巻き込まれることなく、身体接触はなかったため、画伯のイメージとしては限りなくゼロに近かったかも。来年に向けて、検討の余地あり。しこみの段階でお近づきになっておくとか。
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 画伯が売り場を回っている写真の隅に、イラン人と思われる大人の女性や子供が映っている。それを見ていて、あの売り場ですれちがった人はやはりリマさんかもと思う。リマさんは労災で車いす生活になったハミドさんの友人で、会場のすぐ近くに住み、5年前に仕事に就く準備として日本語の勉強を兼ねて介助に入ったりしたっけ。
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あのとき4歳の娘さんがいて団地の幼稚園に通っていたが、別の写真に写っている女の子は彼女かなあ。

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見沼福祉農園協議会代表の猪瀬さんも、「どの子も地域の公立高校へ」の運動を切り拓いた3人の知的障害の生徒の一人だった長男・良太さん、その運動で県応接室に三泊四日した時そこから地元の小学校に通った体験を原点と語る次男・浩平さん一家とともに来場。その泊まり込みの「戦友」でもあるわらじの会代表・藤崎さんと出会い、笑みがこぼれる。

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ちなみに上がその知事応接室にやっと県教育長の荒井さんが登場し、みんなと話し合ったときの写真。教育長のうしろにいる子どもが浩平さん。現在大学でボランティア学を教える。

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 菅野さんは、バザーで買ったらしき白で身を固めていた。いつも独自のセンスのおしゃれを心がけて、あちこちの街を彷徨し、アサヒグラフに写真が載ったこともあるほど。今日は、ほとんど専従的に介助に入っている一人暮らしの重度障害者・荒井さんの調子が悪いから早く帰りますと言う。少し前に被害妄想が強くなり不安定になった菅野さんの入院や面会の世話は荒井さんが担っていた。早く帰ると言いつつも、なんとなく会場を離れがたいのか。

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 右は「どの子も地域の公立高校へ」の運動が始まった時、門をたたかれた定時制高校の生徒だった高橋さん。当時その高校の全日制生徒100人(?)が中退を迫られ、大量に定時制へ移ってくるという事態があり、高橋さんらは「生徒の人権110番」を立ち上げて、「腐った林檎」を除去すればよいという高校や教委に対し是正を迫ったりしていた。そして、あってはならない定員内不合格をしてまで知的障害の生徒を門前払いしようとする校長らに対しても、受け止めるよう迫った。その時からの長い付き合い。今彼は、入所施設の職員として働く。津久井やまゆり園事件の後、警備会社やサスマタ業者の売り込みがあったと語る。

 左は、外資系の薬品メーカーで過酷な共働きをしながら、保育所に通う娘さんともども一家三人でわらじの会の活動に関わる田島さん。彼については、わらじの会編「地域と障害―しがらみを編み直す」(現代書館 2010)所収の「ハードル 障害者との関わりを通して見えたものーボランティアの視点から」をぜひご参照ください。

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 このところ、筆者も画伯も、バザー会場の中でここを出撃拠点にしている。

 
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今年はひときわにぎやかで美しくあやしい「共に学ぶ(TOKO)」・「共に働く(職場参加)」のブース

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そうそう。搬入の朝、震災と噴火の被災地・熊本から来て、本番はもちろん翌日の片付けまで汗を流した元1年間ボランティアの金子さん。写真は搬入を終えた後、夜のPRに千間台駅に出かけたようす(最左)。

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 そして、(写真左に足だけ映っている)元1年間ボランティアの田中さん(旧姓・安倍)は、写真の二人の子とともに、木曽の900mの地から車でやってきてくれた。

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 微小宇宙が併存し浸透し合うバザー会場。高校、職場の枠組みが問われ、国境を超える旅が問われる。商売があり、闘いがあり、遊びが交錯する。生病老死がワルツを踊る。反芻するたびに時空の糸がつながり、からまり、奥行きが増し、色濃くなってゆくバザーの記憶。

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