共に学び・働く―「障害」というしがらみを編み直す

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zoom RSS 偲ぶ会&CILわらじくっちゃべる会・私的まとめ 「地域とからだーこんにちは わらじの怪です」

<<   作成日時 : 2014/03/11 19:53   >>

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野沢啓祐・新坂きみ子・吉田昌弘 とその時代を偲ぶ会 & CILわらじくっちゃべる会 には、10数年も来る機会がなかった人など、久しぶりの人がたくさん参加。
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i以下は、日常活動に関わっていない人々の語りから筆者が抽出したわらじの会論。
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野沢さん、きみ子さんらと地域のたくさんの人々をつなげる最初のきっかけを作った元市役所ケースワーカー・正木さん(上の写真でマイクを握っている)は、開始間もない年金申請を勧めたことで、親きょうだいの信頼を得た。同僚の佐々木さんら市職の若手と一緒に、本人たちと花見や東京見物などに出かけたことから、わらじの会結成に参加した。
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しかし、座敷牢を見たり、家族内の苦しみに直面し、まだ手話も知らなかった橋本克己くんの嵐山コロニー入所の手続きもしていた。(上の写真は1981年。スウェーデンの障害者達を埼玉に招いたとき。左端が正木さん。丸木美術館で)
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だが同時にわらじの会に家族ぐるみで参加したことから、本人も家族も(そして、正木さんとその家族も)変わっていった。とはいえ、家に帰ればささいなきっかけでパニックになり、家中を破壊する克己くんだった。(上の写真は正木さん。右のお連れ合いは、野沢さんや新坂光子・幸子姉妹や新坂きみ子さんと同じ小学校。わらじの会の含み資産だ。)
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激しく荒れ狂った夜、家族は本人を一人残して全員避難。それを勧めた筆者と正木さんで、万一火でも出さないか、一晩中家の周りをめぐって内部をうかがっていた。けっきょく、本人は悠々と風呂をつけて入り、ひと寝入りした後、朝の街に手動チェーン式車いすで誇らかに出撃していったのだが。(上の写真左端が、いまや画伯となった克己くん。貫録たっぷり。)

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 当時のケースワーカーは障害児者を隔離・排除する措置権を有していたからこそ、地域で出会ってしまった人々とどう生きてゆくのか、迷いながらも、まずからだを動かしていた正木さんだった。(上の写真は当時長屋だった自宅の前で手動チェーン式車イスに乗る克己くん。街に出始めてからまだ2年余りの頃。そして妹の真由美さん。)
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心臓病の娘さんを23歳で亡くした父小野さんは、娘さんがべしみに通所し始めた時を回想し、「どの団体も、こういう能力のない人たちだから固まって生活しようとか、街の中は大変だから離れた所でワインづくりをしようとかいう所ばかりだったが、街の中で一緒に活動しようという雰囲気を娘が気に入っていた。」とふりかえる。(上の写真右端が娘の裕子さん。わらじ大バザーで。中央が野沢代表。左はお母さん。)

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「その後、とりあえず毎月給料をもらってくるにはどうしたらいいかということで生きてきて、60歳、65歳と二度定年を経て、今自由の身になって、待てよ、という気になった。(上の写真は、偲ぶ会で語る小野さん)
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娘が一緒に生きたその中に、テレビの世界とはちがう大切な生き方があるんじゃないか」と思うようになった。」と。小野さんは、偲ぶ会会場に裕子さんが書いた文章をもってきて読み上げた。裕子さんと新坂きみ子さんが、職員のKさんの運転する車でバザーの品物をもらいに出かけて帰る途中、Kさんが急ブレーキをかけたので、きみ子さんが車中で転げ落ちたというエピソード。そんなずっこけた日常とそれを綴る娘さんの姿に、小野さんは「大切な」なにかを発見したのだろうか。(上の写真は自宅での裕子さん。後ろは小野さん。)

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娘さんが急に視力が低下したという石井さん(上の写真左から二人目。後方にかくれている。すみません。)は、月刊わらじを読んで、子宮頸がんワクチンによる被害があることを知った。「まだマスコミで騒がれる前に知りました。友人の娘さんも同じような症状が出ています。親の遠距離介護で行事からは遠ざかっていますが、月刊わらじは全部じっくり読ませてもらっています。」と語る。

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かって吉田昌弘の介助に入り、いまは大学で非常勤講師をしている中川くん(上の写真2列目。左から二人目。)は、資料集の「CILわらじ組織図 のようなもの」を指して、「のようなもの」という所がいいと言う。「組織図」としたときに、具体的な人間と人間のぶつかりあい、すれちがうありようから離れてしまうということか。彼は、ツイッターなどのSNSについても、地域、国境をこえたつながりの意義とともに、巨大な管理の網に組み込まれていることから目をそらすべきでないと指摘していた。
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1年未満の子供も含めて、あらゆる世代が参加した。上に紹介した人々に共通するキーワードは「地域とからだ」かな。再スタートにあたって、心に刻むべきこと。

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最後に―8日夜、偲ぶ会会場でTetsuちゃん(まんが家。上の写真)と話していて、わらじの会編「地域と障害―しがらみを編み直す」(現代書館;2010)について、「なんであれが入ってないんですか?当然入ると思ってたのに」と言われ、ハッとした。あれとは、彼の超大作「障害のある人もない人も共に街で暮らそう こんにちは わらじの怪です」と書かれたわらじマンダラ。ほんとにそうだった。
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この会場にもあれがなくては…ということで、翌日もってきて飾ってくれたのがこれ。まさにこのマンダラが「地域とからだ」を示している。

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ね!!
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