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zoom RSS 「これが私の2週間の仕事です」―しがらみを編み直す人々

<<   作成日時 : 2012/07/13 22:49   >>

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ボランティア学会北浦和大会でしめくくられた一連の「お招ばれ月間」が終わって2週間。この2週間、「しがらみ」はどのように編み直されつつあるか、最近のfacebookから抜粋してレポートする。
 まず冒頭の写真から。毎月第2水曜夜、わらじの会野沢代表宅で行われるプランづくり会。いまはベッド生活が日常化している代表こそ、「地域と障害―しがらみを編み直す」(わらじの会編 現代書館2010)で、映画「七人の侍」の農民たちの技法を受け継ぐと評したミスターわらじ。

 今日も今日とて、某事業所のヘルパーを断った後べしみのHさんにSOSし水分補給を受けたという。なぜ断ったの?と訊くと「怖いから」。もっと車イス移乗したり外出したりしないと寝たきりになるよなどと口うるさく言われたりすると、こんな風にヘルパーを切ることがある。「そりゃ私も言うな!」などと連れ合いの水谷や私が言うのには「へへへ」。

 そんな話をしながら、ふと水谷が「ひょっとして今夜はばんごはん食べてないの」と訊くと「うん」。「おなかすいてるの?」、「うん」。「じゃ冷蔵庫の物で何か作ったら食べる?」、「うん」。という風に誘導訊問をやらされる役回りとなり、けっきょくもう一人が持ってきたキュウリも使って、冷やし中華を作らされ、食べさせるはめになる。代表にっこりして「最高!」をくりかえす。

 無力で依存的である自らをさらけ出すさまを示しつつ、いつのまにか周りを引きずりこんでしまう野沢氏に、これまでなんど地団太踏まされる思いをさせられたことか!連絡帳を見ると、このところ女子学生たちが外食支援に入り始めたと書かれており、そのこととヘルパーを断ったことに何らかの関係があるのかと訊くと、うなずいて、あわてて首を振る。

 野沢流「しがらみの編み直し」、くやしいがいまだ健在なり。

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二枚目の写真。しらこばと水上公園プール開き前日の花植え完了!写真はTさん。職場参加ビューロー世一緒の金曜当番として作業参加。

 生まれて初めて草取りや花植えをした感動に浸る。一人暮らしで、近年は福祉関係の委員や実行委員長を務める彼女だが、「草取りなんかできないと思ってたよ」。草取りで感動する人は珍しい。

 幼いころから施設で育ち18歳まで家庭の暮らしを知らなかった。その彼女が施設の子どもだった1981年、国際障害者年のポスターのモデルになった。「完全参加と平等」という文字が躍るポスターの。なんというパロディ!?

 養護学校高等部卒業に際し、両親亡き後男兄弟3人が身を寄せ合って暮らす実家に「一度でいいから家で暮らしたい」と頼んで、初めて自宅を味わった。人手がないので外出はほとんでできなかったが。しばらくしてわらじの会と出会い、生活ホームオエヴィスに一泊して週1回の活動に参加したことがきっかけで、世界がきりひらかれてゆく…。

 「一緒がいいよ」と私たちが言うのは、地域の人がやさしいとかもまれることで強くなるなどという意味ではない。分けられた人生が悲惨だとか無価値だとか温室育ちだから弱いという意味でもない。

 そう思いかねない私たちこそ、競争の中で互いに孤立し、虚像としての社会・人生を生かされているのかもしれない。彼女たちの人生に凝縮されたワンピースたちと出会わない限り、社会の全体像は現れない。
 
 一緒に草を取ること、花を植えること、そこから…。

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そして3枚目の写真。橋本画伯の買い物。

 火曜日絵日記の旅での買い物は思い姫を心に抱いての壮大な騎士物語の1ページとして予め練られた構想に基づいて演じられるパフォーマンス。すでに朝迎えに行った時点で、画伯が昨夜作成した説明図付きの指示書が渡されるのであった。

 店では徹底して棚の商品に触りまくる。近頃は包装がしっかりしているので現物に触れようもない場合が多いが、念力で透視するようである。今日もそのパワーを駆使すること2時間。やっと秘宝に出会う。

 さて、財布の中は50円、100円、500円、1000円と触ってわかる金種だけをそろえ、たいして手間もかからずに支払うので、レジの店員も聾唖で目も視えないとは気がつかない。

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4枚目の写真。さあ県庁の中を売り歩こう!

 第二庁舎一階ロビーにある福祉の店・アンテナショップかっぽからお菓子や飲み物を台車に。職場参加ピューロー世一緒と就労センター夢灯館がジョイントで出張販売に出かけてゆく。

 県職員の障害者向け特別採用枠はあるが、自力通勤・自力職務遂行が可能でなければ受験すらできない。そんなハードルがある県庁でかっぽはどんな障害者も他の人々と共に働くイメージを共有する拠点として踏ん張っている。

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5枚目の写真。夕方、今日の「成果」が駐車場内の旧ぶあく前に置かれて​いる。これは、「アルバイトで稼いでわらじの会熱川合宿​に行こう!」をキャッチフレーズに今日から始まった谷中​耳鼻科スペシャル・プレゼンツ「耳鼻科駐車場草取りアル​バイト」。

 昼ごろまで患者さんが通行する脇で一生懸命ま​たはのんびりと作業。3時過ぎ雨がやみそうもなくなった​ところで帰る。

 世一緒スタッフたちは、主に越谷市障害者​就労支援センターの登録者のうちなかなか職に就けない者​が主で、家庭も余裕がない者も少なくない。そこでわらじ​の会の二泊三日の合宿参加費を自分で稼ぎたい者のために​、最低賃金保障、おやつ・昼食付きという条件で2年前か​らこの季節に行っている。

 今日の参加者は4人。昼食はか​つ丼が好評。時折しとしととなりかけたが、なんとか。草​を抜くには絶好の天候だしね。ただ、草の中にあった花の​根っこまで抜かれてしまったのはまずかった。来週末もや​るからしっかり監督しなくちゃ。

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