わが半生を語る 2021.6.23 すいごごカフェ 石丸洋介さん(せんげん台世一緒利用者)

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多くの引っ越しといじめを経験した子供時代

 昭和55年11月1日、神奈県生まれ。41年間生きてきて18回引っ越している。早い時だと2か月で引っ越して、落ち着くと5年~10年は同じ場所に住んだ。でも、転校する度にどこに行ってもいじめられて、不登校状態が続いた。でも自分も昔から変だったんで。先天性のアスペルガーだか知らないけど、運動会で自分だけコースを逆走したりとか、集団行動が苦手だった。あとは、自傷行為があって、ストレスがたまると爪を剥いでしまう癖がある。小さい頃は手と足の爪がなく、毎日絆創膏と包帯を巻いて保育園や小学校に通っていた。

 高校は足利大学付属足利高校の自動車科。春日部から足利までだから、朝5時半に起きて片道1時間半かかった。仲間がおもしろい人ばっかりで楽しかったんだけど、やっぱり不登校で単位が足りなかった。母親が学校に話してくれて、春休みに追試で単位が取れれば大丈夫だということにしてくれてなんとか卒業できた。

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周りに恵まれなかった時期を乗り越えて

 父親は自分と一緒でギャンブル大好きで借金もあり、母にDVもしていた。そんな父だったので、自分が18歳の時に両親が離婚。私は20歳過ぎの頃は工場で働いていたんだけど、初給料の日、友達にお酒を飲まされて、気づいたら35万あったのが5万しかなくなっていた。それで人間不信になり、外に出るだけで震えちゃう日が半年くらい続いた。

 24歳の時、神奈川県川﨑市で、親父と、親父と再婚した女性と自分の3人で暮らしていたんだけど、その時に統合失調症とうつ病と診断された。ストレスかな。清掃の仕事をしていたんだけど、38度2分の熱が出た時、父に言ったら「(仕事を休むなら)出て行け」と言われて、2週間程ホームレスとして生きたこともある。それで親父から離れたいと思って、春日部に移り住んだ。

 それから春日部の生活支援センターえんに出会い、水上公園の作業に誘ってもらって、少しずつ仕事に復帰できた。その後もA型、B型、就労移行といろいろ行ったけど、職場参加をすすめる会の皆さんには本当に感謝している。親身になって聞いてくれるし。他の所の職員さんは悩みとか家族のこととか話は聞いてくれなかったんで。

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心と体のコントロールを失ったギャンブル依存症

 ギャンブル依存症の時はとにかくパチンコのことしか考えられなかった。その時はB型にいたんだけど、行くふりしてお金を盗ってパチンコしていた。1回目に入院した時にはずっとベッドに縛られていたので、主治医だった院長に対して「早く出せ!」って、電話機とかを投げて刑事裁判になった。示談になったけど。

 ギャンブル依存症って治る確率30%くらい。1回落ち着いたんだけど、再発して、その時もばれないように他の人の玉を盗んでまでパチンコをやってた。依存症になると睡眠薬も効かない。30分か1時間くらい寝たら起きて、抽選券をもらうために朝並ぶ感じ。でも、2回目は強制入院で、外出も、飲酒、たばこもできないしってことで、3カ月で完全に断ち切って退院することができた。今パチンコ屋の前を通っても興味はない。親と病院と先生のおかげ。あと、今年1月に亡くなったうちの父親の知り合い(一ノ割の人)のケアがあったから。


自分を信じて導いてくれた”一ノ割の人”

 一ノ割の人は、母の内縁の夫みたいな感じで一緒に暮らしてた、実の父親以上の存在だった人。穏やかに話す、筋の曲がったことは大嫌いな人だった。僕が睡眠薬50錠くらい飲んでた時、暴走族みたいな人に絡まれてボコボコにされた時も病院に運んでくれた。人間不信がなくなったのも、その人にいろいろいろ教えてもらったのが大きい。その人の言うことだったら聞いて、真面目に生きようと思って今の自分がある。今年1月、糖尿病で70歳で亡くなったんだけど、そういう人がいて本当によかった。その人が亡くなってから落ち込んでたんだけど、最近になってやっと前向きに動けそう。今は、膠原病を患っている母の買い物の手伝いなどをして過ごしているけど、うちの母がいつ死んだとしても、仕事にちゃんと行って、自分一人で生活できるようにしたい。どんなに明るい道でも周囲には岐路があると思っている。自分の人生は自分で決めろということ。自分が選んだ道だったら雨が降ろうが槍が降ろうが全うする。そういうことを念頭に置きながら頑張っていきたい。

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