車窓から望む山々は 2021.2.3 すいごごカフェ 樋上秀さん(たそがれ世一緒管理人)

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僕が旅をする理由

樋上:今は旅番組とかで見た方が映像はくっきり見えるし、情報もネットで探った方が確かだと思うんだけど、旅をする意味って何かなという ことで、山と鉄道短歌を17個作ってみました(下記参照)。旅に行った回数は数えてないけど100回くらい行ったかな。30%くらいは一人旅。50%くらいは吉田弘一さんと。20%は辻こうじさんとか仮屋崎さんとか、いろいろ。
吉原(広):樋上君は駅員さんがいないところとか、こんなところ1人で行っちゃうの⁉ってところにも行くよね。
樋上:日本の駅って無人駅が多いから。困ったことはたくさんある。腹減ったとか。泊まる場所がなかったり。結構神社では寝てる。
内野:時刻表を見ながら?
樋上:時刻表は見ないで行く。
星名:7番は、これはどういうこと?
7  あけぼのが ラストランです 朝の駅 鳥海山 拝み由利鉄 (秋田)
樋上:「あけぼの」は、1970年より上野―青森間を運行する定期寝台特急列車。このあけぼのが廃止されるってことで、5、6年前に田口由利子さんとあけぼのに乗る旅をした。秋田県由利本荘市を走る「由利高原鉄道」は、全長23kmのローカル鉄道。これが田口由利子さんの名前の由来になった鉄道。それを略して由利鉄。
吉原:樋上君はいったいいくつの時から電車に乗り始めたの?
樋上:2、3歳くらいで治療に通う時からかな。うちの母親が車が嫌いだったから主に移動には電車とバスだった。
 樺太に行った時は、北海道の稚内から船が出て。でもその時は船の切符を忘れた。前の日に稚内の民宿に一泊して、そこから出航の朝に切符を忘れたってことに気が付いて。その時はチケットを自分ちのアパートの机の上に忘れたっていうのを思い出したんで、管理人さんに樋上の部屋に入ってもらって、ファックスで旅行会社に送ってもらった。だから、その時は管理人さんへのお土産が一番高かった。

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遭難することも旅の一部分

西陰:絶対忘れられないハプニングってあります?
樋上:冬ばっかり行ってるんで、遭難しかけたことが5回くらい。もっとかもわからないけど。とにかく雪。ダイヤモンドダストを見に行ったり。雪が積もってるところには電動車いすで行ったことない。5センチ積もると遭難する。
網走の駅前でスロープが使えなくて駅員に言ったら、夏に来てもらえれば使えるって言われたことがある。向こうはたぶん親切に言ってはくれたんだろうけど、あなたの目の前にいる僕はどうでもいいのか、って。最終的に自分で言ったことが矛盾しているって向こうが気が付いて、どけてくれたけど。
樋上: 1  寒冷の トロッコ列車 息白く 斜里岳のぞみ 流氷 (北海道)
今は運航していないんですけど、30年くらい前は世界一寒い鉄道と言われる北海道のトロッコ列車があった。乗った時、僕は寒さに興奮して寒さを感じなかった。
吉原:荻野さんが10番と16番の鹿児島は同じ時の?って聞いてる。
10 桜島 湾を辿れば 雄大に ただゆったりと 鉄路行き着く (鹿児島)
16 南端の 鉄路辿れば 薩摩富士 飛行機雲に いにしえの風 (鹿児島)

樋上:違う。桜島は鹿児島のシンボル的な山で、16番の薩摩富士は開聞(かいもん)岳(だけ)と言って、一番南の鉄道の山というか、昔の特攻隊の基地があったところ。
日吉:もしあればなんだけど、樋上さんが今まで行った中で、もうここは行きたくないってところはある?
樋上:行きたくないっていうか地下鉄はあまり面白くないなあって。路面電車がいい。地下鉄は風景がないから。
山崎:ほとんどの鉄道を乗りつくしてる?
樋上:そんなでもない。鉄道ではたぶん5万キロくらいかな。

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山と鉄道短歌


1  寒冷の トロッコ列車 息白く 斜里岳のぞみ 流氷 (北海道)

2  雪原を ストーブ列車 進みゆく デッキに立てば 白き津軽富士 (青森)

3  駒ケ岳 湾を巡れば どこまでも 線路を追って ついてくる峰 (北海道)

4  最北の 海に浮かんだ 利尻富士 鉄路の果てに 雪が舞う駅 (北海道)

5  冬の朝 富士に口づけ 青い空 鉄子いそいそ 駅へと急ぐ (埼玉)

6  プチ鉄は 新越~越谷 夕暮れの 影絵の富士が 遠く映え (埼玉)

7  あけぼのが ラストランです 朝の駅 鳥海山 拝み由利鉄 (秋田)

8  帳開け 立山連峰 キラめいた 寝台夜行 寝そべったまま (富山)

9  伯耆富士 帳の中に 落ちてゆく カラン・コロンと 妖怪の駅 (鳥取)

10 桜島 湾を辿れば 雄大に ただゆったりと 鉄路行き着く (鹿児島)

11 単線は カタン・コトンと 夏の駅 筑波の山影 集めて暮れる (茨城)

12 秋桜 線路の脇で 風に揺れ 浅間よりそう 一人旅 (長野)

13 火の国を トロッコすすむ 雄大に ゆったり阿蘇の ど真ん中 (熊本)

14 都へと 新幹線で 三時間 富士をチラ観か 乗り鉄の旅 (静岡)

15 はるばると 海峡渡る 連絡船 ゆっくり近づく 函館山 (北海道)

16 南端の 鉄路辿れば 薩摩富士 飛行機雲に いにしえの風 (鹿児島)

17 ぽかぽかと 温泉ひたり 由布岳が 目の前に伸びる 心よい旅路 (大分)

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