8日逝去された河野秀忠さんのメッセージ(そよ風終刊直前号)

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 9月8日に亡くなられた河野秀忠さんが、自ら編集長を務めた「そよ風のように街に出よう」89号(2016年4月25日発行)の特集●終刊へのカウントダウン・シリーズ 編集部 ザ・談会」で語っている一部をここにメモさせてもらう。

 「最初はね、障害者のところに情報が届いてないっていう思いがあった。で、最近になって感じるのは、情報は届いているけど、主張する場がない。障害者団体の通信物がたくさん届くわけですけど、それを見てたら、介護派遣事業所とか、そんなんの機関紙なんよね。その中で自分たちの成果をどう確保するかとか、そんな内向きの話ばっかりしてる。そうじゃなくて、障害者自身がもっと思い切ってガンガン言えるようなものには、まだ時代としてはなっていないなという気がします。やさしいよ、今の障害者が書いている文章見てたら。」

 「日本がドイツ、イタリアと三国同盟結んでた時にドイツから優生思想を輸入してきて、それで国民優生法を作った。戦争ができる人間がプラスで、戦争の役に立たないのがマイナス。だから役に立たなかったら中絶してもかまわないと。つい20年前まで、その国民優生法と同じ考え方の優生保護法が日本にはあったんよね。最近、日本でも拡がって来た臓器移植についても二つのからくりがあってね。一つは、障害者は臓器もらう方じゃなくて臓器を取られる方やねん。もう一つは臓器を受け入れると免疫抑制剤を死ぬまで飲まなあかん。だからどっちが生きてるんかなと。いっぺん法制化されてしまうとなかなか崩されへん。」

「ただねえ、法律上あるいjは制度上の問題で言うたら、送られてくる通信物を見ると障害者が明らかに二つに割れてる。つまり事業所のサービスを利用する側と提供する側に、障害者が二つにポーンと割れてるのよね。じゃあそれをどこで堰き止めるんかって言ったら、周りの人たちが、それはおかしいんじゃないかと提案するしかない。」
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「今日の座談会の締めははっきりしてるんですよ。『いろんな意見を出したけど、読者の皆さんはどう受け取られましたか、意見を聞かせてください』というふうに声高に呼びかける。それにしても、本当に会議らしい会議をやったのは久しぶりやなあ。ほんま疲れたけど収穫もあった。これから先、それぞれが考えるし、自分自身もじっくり考えたいと思いました。」

そよ風のように街に出よう No.89 2016年4月25日発行 編集人/そよ風のように街に出よう編集部(編集責任・河野秀忠)

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