77才と11ヶ月の生涯を閉じた臼井宏さん

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昨日77才と11ヶ月の生涯を閉じた臼井宏さんと、いまお別れしてきた。その臼井さんが13年前に月刊わらじに書いた含蓄に富む文章。

「24,5年前になる。出先からの帰り、せんげん台駅の階段で障害者の一団体と出くわした。車いすも何台かあった。その中の一人が手を貸してと声をかけられた。初めてのことでもあったが、持つところを教えられ、何とか改札口にたどりつくことができた。が、現在のように幅が広くはなく、いちいちおみこしのように担ぎ上げて越えなければならなかった。その時の感じでずいぶん重かったように思う。その人が野沢会長であった。その後、例会等で声をかけられ、わらじと関わりをもつようになった。そこでわらじとつきあってゆくにはどうするか考えてみた。まずやってみる。手を出してみる。それでアージャコージャ言われれば、それにしたがう。これしかない。自分の心をまず形、行動で、相手に接するしか答えが出てこない。その後自分が対応策を考えればいいんだ。そこでお互いに納得し共通しあえばそれで一段落なのだ。その先はお互い心を開き、同じ思いに進めばよい。心を形に表すのはむつかしい。私など人間長くやっていても、まだまだ納得できずにいる。話は変わる。ことわざに『縁は異なもの』(エンハイナモノ)、人それぞれ一生の中の何年、何ケ月、何日、何秒分の一瞬が出会いの一歩となるなんて不思議な現象が、この世に実存しているものだ。」

臼井さんは、極貧の家庭の長男として生まれ中卒で時計会社に入り働き続け、業界でその名を知らない人はもぐりと言われるほどの時計職人になったが、56才で早期退職し、その後の人生はずっとくらしセンターべしみの清掃や片付けの仕事を引き受け、わらじの会の人々と酒を友として生きた。写真は4年前、べしみでの新年もちつき交流会で。

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