おかしいぞ?新型インフルエンザ報道 その7

前回ふれた週刊朝日11月13日号の記事を転載させていただきます。

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免疫学の権威 安保徹教授が断言 
   新型インフルエンザ 『ワクチンを打ってはいけない!』

新型インフルエンザのワクチン接種がいよいよ始まった。「1回の接種でいいのか」「副作用は大丈夫か」などとワクチンをめぐる騒動は続くが、国内だけでは生産が追いつかず、政府は輸入して補う方針だ。だが、免疫学の権威は、「ワクチンを打ってはいけない」と接種そのものを真っ向から否定するのだ。

「新型インフルエンザにワクチンは意味がない。むしろリスクを高めるので、接種すべきではありません」
 
 そう話すのは、免疫学者の安保徹・新潟大学大学院教授(62)だ。白血球の自律神経メカニズムを解明した、免疫学の権威である。「新型、新型と騒いでますが、新型インフルエンザの発覚から半年以上たった今、実は、新型は通常の季節性インフルエンザより毒性が低いとわかったのです」
 
 左ページの表を見てほしい。厚生労働省のホームページによると、季節性インフルエンザの感染者数は年間約1千万人だ。つまり、これまでの季節性インフルエンザの死亡率は、1千万人に1人という割合になるということになる。


新型インフルエンザの死亡率はこんなに低い

                       感染者数   死亡者数       死亡率

新型インフルエンザ      (肺炎、脳症) 317万人   37万人 およそ    10万人に1人

季節性インフルエンザ    (肺炎、脳症) 約1000万人  (年間) 約1万人  (年間)1000万人に 1人

インフルエンザ・ワクチン禍 (アレルギー性脳脊髄炎) ― ― 10万人に1人

タミフル禍         (異常行動、突然死) ― ― 10万人に1人
                                   
   (監修・安保徹教授)
        
 一方、今回の新型インフルエンザは、発生から約半年の間に感染者は推計317万人で、10月29日までに報告されている使者は37人だ。死亡率はおよそ10万人に1人。季節性に比べて、新型インフルエンザで亡くなる危険性は100分の1という計算になる。
 
「ワクチンの必要性は、その病気の危険性によって決まります。一般的な季節性インフルエンザから推定すると、ワクチンによって10万人に1人か、少なくとも50万人に1人に重い副作用が出ています。天然痘のように、10人感染すると5人が死ぬような病気だと、10万人に1人の重症な副作用が出ても問題にはならないのですが、今回のように病気で命を失う危険性とワクチン接種による危険性が近い場合、ワクチンのメリットはありません。むしろ、かかってもたいしたことないのに、ワクチンを接種することで、副作用のリスクを負ってしまうのです」
 
新型インフルエンザが世界的に流行し始めた今春を思い出してほしい。日本政府は、新型インフルエンザの発症国から到着する飛行機内で検疫を実施し、感染の疑いがある乗客がいれば長距離隔離するという厳重な対策を練り上げた。

手洗い・うがいマスクもするな

 安保教授はこれについては理解を示す。
 「インフルエンザというのは、広まってみないと傾向がつかめないので、初期に過剰な対策をするのは仕方ない。最初の水際作戦は危機管理の視点からは必要だったとも思います」
 
しかし、「今はもう騒ぐ必要はない」と続ける。
「新型は季節性インフルエンザよりも弱毒ですと伝えるべきなのです。弱毒性という事実をおいて、スペイン風邪並みの対策をやるなんておかしい」
 
それでも、国はワクチンの接種を進めている。安保教授は、厚労省の対策を決める専門家がワクチンを作って売り出そうという人ばかりで、免疫学の専門家がいないことが理由の一つではないかと推測する。

 さらに、10月27日の閣議では、新型インフルエンザワクチンの副作用被害が出た場合、医療費や障害年金、遺族一時金などを給付するという特別措置法案を決定した。これについて、安保教授は警告を鳴らす。
「『補償』というと、守られた感じがするけれど、そうじゃない。お金はもらえても、脳性麻痺は治りません。被害者は守られないんです。そもそも弱毒性でワクチンが不要なインフルエンザに税金を使って補償するなんてばかばかしい話です。かかればなんともないのに、ワクチンで死んだとなるとやりきれませんよ。各市町村もワクチン接種を助成する動きがありますが、まさに税金で危険を買っているようなものです」
 
 また、厚労省が新型にも「有効」としているインフルエンザ治療薬「タミフル」についても、安保教授は批判的だ。タミフルは、突発的な自殺などの異常行動や突然死などとの因果関係が指摘されているが、
「タミフルがもたらす異常行動や突然死も10万人に1人ほどと言われます。新型で死亡する危険性と同じ確立の危険性ですので、メリットはありません」
 
 では、基礎疾患がある人や妊婦など、感染した場合のリスクが大きい人はどうすればいいのか。
「昔から『風邪を引いたらあったかくして寝てなさい』って言うでしょ。新型もそれと同じです。薬に頼らず、普段から免疫を高めることが大事。逆に思われがちですが、高齢者って免疫力が高いんですよ」
 
 安保教授によると、高齢になると、リンパ球は減るものの、これまでさまざまなウイルスと闘ってきたため免疫ができていて感染しにくい。一方、まだ免疫のない子供は感染しやすいが、リンパ球が多いのでウイルスと闘えるのだという。
 
 「子供のころってしょっちゅう風邪引いてるでしょ。人間はウイルスと闘いながら免疫を作っていく。今回のような弱毒性だと、過剰な防御は不要です。むしろ子供は今が免疫を作るチャンス。まずは、人ごみに出たらその日だけは手洗い・うがいを休みましょう。公園で遊んだら手を洗わずに、雑菌を取り込むのも有効的。マスクもいりません」
 新型インフルエンザから子供を守ろうと、うがいや手洗いをさせている親が聞いたら卒倒しそうな“インフルエンザ対策”だ。しかし、子供だからこそ、感染する意味があるのだという。
「感染症は幼いうちにかかるのがベスト。はしかやおたふく風邪は、20代、30代にかかると、闘う力が弱くなっているから無精子症になったり、脳炎になったりする。でも、子供のころは重症化もしません」
 
 さらに、あまり清潔な環境で育つと、最近やウイルスに過敏に反応する弱い体をつくってしまうという。
「今、少し熱が出たからといって、お母さんが子供と病院に押しかけているけど、過剰です。患者が増えすぎて、現場の医師は悲鳴を上げています。知人の医者は『こっちが死んでしまいそう』って泣いてましたよ」
 
 免疫力を高めることで病気に勝つと提言し、『免疫革命』『病気は自分で治す』など多くのベストセラーを出した安保教授。免疫療法には、科学的根拠が乏しいなど医学会から批判もあるが、インタビュー中にも電話が何度も鳴り、全国の患者や家族から病気の相談を受けていた。電話の向こうの患者たちに、安保教授は穏やかな青森弁で同じ助言を繰り返す。

 「これまでの生き方に無理があったから病気になったのさあ。体を温めて、生活を変えて、気楽な人生を送ったらいいじゃん」
 
 ストレスは免疫力を下げると安保教授はいう。
「まじめな人ほど病気になる。怖がってばかりだとウイルスに負けちゃうよ。人類は10万年間、滅亡していない。怖くないさあ」
 要は、それぞれの予防法を見つけること。主治医は自分なのだ。
                               
                           本誌・小宮山明希

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この記事へのコメント

まめはは
2009年11月22日 22:12
新型インフルエンザに関する話、興味深く読んでいます。
今回の週刊誌の記事も、なるほど~と。
しかし、生後数ヶ月の子を持つ親として、ママ友や周りの人たちに自分の持つ予防接種への不安やこうして知り得た情報を話すことがなかなかできません。
巷で常識のように話されるインフルエンザ対策を良しと
思っている人たちが大多数なので、言いよどんでしまっています。

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