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zoom RSS 介護人体験を語る―うんとこしょ座学 他活動での相互連携も試み

<<   作成日時 : 2017/09/11 23:08   >>

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うんとこしょー共に活きる街の介護人養成講座(全11回)
  街に出て、出会って 気が合って、登録する そして街に出る(介護する)資格がなくてOK!
   主催:生活クラブ生協越谷ブロック地域協議会、NPO法人障害者の職場参加をすすめる会、
   ケアシステムわら細工、仕事おこし懇談会inこしがや
 
 9月は本日11日(月)に、生活クラブ越谷生活館 メゾンふら〜りで座学。折り返し地点に至った今回は、介護人として登録した人、動いてみた人たちの体験談を聞いた。
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 まずは、うんとこしょをきっかけに越谷市の介護人として登録した仕事おこし懇談会inこしがやの佐藤さん(上の写真)と大家さんからの体験報告。二人とも日吉さんと一緒に役所に行き、日吉さんから介護人として推薦を受けた。窓口で訊かれたのは、日吉さんとの間の信頼関係。たまたま二人ともヘルパー初任者研修を修了しており、担当者によってはできれば資格があった方がいいという場合もあるが、制度自体は本来資格の有無を問わない。

 職場参加をすすめる会の内野さんは娘さんが知的障害者介護人派遣事業を利用しているが、その介護人として知的障害の手帳をもっている人も入っている、ヘルパー資格は持っていないと語る。

 日吉さんは2年前に世一緒で「ピア介護人養成研修」を行ったことがあり、知的障害のあるスタッフが数名介護人として登録し、重度障害者の介護に入っている実績を紹介しながら、最初は登録が「受け付けられるまで半年くらいかかったと語る。

 大家さんは、日吉さん以外の全身性障害者の介護もできるかという内容の「同意書」にできると同意したと説明したが、娘さんが知的障害者介護人派遣事業を利用している山崎さんより、それは名簿の登録のための同意書だよねと修正を受ける。

 息子さんが全身性障害者介護人派遣事業の利用登録をしたNさんは、この介護人名簿をもらったが、名前と電話番号以外書かれていないので、誰に電話していいかわからないと言う。いまだに利用できていない。かって引っ越して来て間もない頃、日吉さんは市内番号を頼りに、比較的近くに住んでいると思われる人に片っ端から電話してみたと語る。

 5月末に日吉さんと役所に行った佐藤さんは、登録に2週間くらいかかると言われたが、1週間で書類が来たこと、そして6月、7月と、それぞれ何日か、日吉さんの介護に入ったと話していた。

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 20年前から介護人をやっている中山さん(上の写真)が登録した時は、市役所で担当者が面接するといった手順もなかったと語る。

 当時は重度障害者が地域で生きてゆくために利用できる制度の中心が全身性障害者介護人派遣事業だった。わらじの会の生活ホームで暮らしていた故新坂きみ子さんは、平日はくらしセンターべしみの販売や他団体との交流などの活動に参加することで日中の介護が成り立っていたが、土日は全身性を活用して外出し、買い物や行事参加をしていた。ある時熱が出て、外出ができなかったが、全身性の介護人に世話をしてもらった。これに対して市が、全身性は外出のための制度だから、出かけないなら利用できないと言ってきたので、では代わりに市がヘルパーを派遣してくれるのかと言ったら、けっきょく認められた。
 
 先日、全身性障害者介護人派遣事業の利用者による「はちの会」という集まりを開き、そこで中山さんは友野さんの介護人として動いた。といっても、会場の前で会って、一緒に受付をやったり、相談をしたり。帰りもそこで別れた。トイレの介助をすることもあるわけだが、それが主目的ではなく、社会参加の介護の一部だ。「地域の応援団をつくる制度」という表現をした人もいる。

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 さて、体験報告その3は、7月29日のうんとこしょ・お出かけ企画「越谷花火大会」で、盲ろう・下肢マヒの橋本さんと一緒に花火を最前線で見た内山さん。

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当日の写真・動画をまじえながら。
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 待ち合わせの時からどしゃぶりで、あるのかしら、ないのかしらと気をもんだ。中央市民会館前のトイレのスロープの途中で見た。ちょうど藤棚のようなものがあったので、傘もいらず花火を観た。内山という手話だけは教えてもらったので、橋本さんの手を取って自己紹介をした。

 視えない・聴こえない橋本さんに振動と火薬のにおいを含めて花火を感じさせてあげたいとう周りの思いの温かみを感じた。ただ、全く初対面だったので、「きれいだね」という感動を橋本さんと共有する手段がなく、後から聞いたらとんとんと肩を叩くのでもいいということだったけれど、その時はびっくりさせてはいけないと手を出せなかった。
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 でも一緒にいた長谷川さんや荻野さんが寄り添っている姿を見たり、雨が橋本さんに当たりそうになったら何気なく長谷川さんが傘をさしかけている姿を見て、それも介護なんだと。
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 さきほど、佐藤さん、大家さんが、日吉さんが推薦人になって全身性の介護人になった報告を聞いたが、介護が何かというよりまず知り合うことからということで「うんとこしょ」をやってきて、その延長で付き合いを重ねて介護も含めて知り合ってゆく。花火大会でもそれを実感した。

 内山さんの体験記が、生活クラブ越谷ブロック地域協議会の情報紙「こみゅ」9月号に掲載されている。下記。
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 内山さんの「感動を共有する手段がなく」という点について、長年橋本さんとつきあってきた筆者から、橋本さんはベテランの介護人よりも、初めて会った人の方がずっと好きなんだと説明する。なぜ?と訊き返す内山さんに、長年のつきあいがあるとどうしても先回りしてしまうからだと話す。どうしてもやむをえない時でなければ、橋本さんは筆者の介護を拒否する。何も知らない初心者のたどたどしい介護を喜ぶ。そこにせめぎあう楽しさがあるから。

 こんな感じで本日の座学が終わり、終わりにこれからのイベント等の情報交換。
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 9月30日(土)に生活クラブ生協越谷センターで13生産者展示即売会 Select Fair が開催されるが、その会場で「家族で楽しめる出展ブース」が同時開催され、その一角で職場参加をすすめる会として「車イス体験コーナー」を開く。
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 また、10月15日(日)にせんげん台第4公園で「わらじ大バザー」が開催される。また、それに向けて各地域で手分けして物品提供を呼びかけ、日時・場所を決めて品物を集めるが、東越谷地区は世一緒で担い、9月22日(金)に東越谷第2公園で集めるのでご協力をと。

 手を動かしながらおしゃべりし、おしゃべりしてるから手が動く……決して論を論じて論に溺れることなく、一緒に動けることを探っている。たえず脱線しながら、また軌道に戻って進んでいる。うんとこしょ―9月の座学。
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