共に学び・働く―「障害」というしがらみを編み直す

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zoom RSS 共に学び共に生きるーいまむかし を考えた日

<<   作成日時 : 2017/03/19 23:36   >>

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3月18日(土)午後、絶妙のコントラストをなす二つの集まりにかけもち参加。さいたま市で開かれたどの子も地域の公立高校へ・埼玉連絡会主催の「卒業を祝う会」と、川口市で開かれた特定非営利活動法人リンクス主催のシンポジウム「障害者のくらし いまむかし」。
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 「卒業を祝」われたのは、川口市の熊谷くんと志木市の前田くん。二人とも、教育委員会から特別の場での教育をくりかえし勧められながら、小・中とも近所の学校で育って来た。熊谷くんは3年前県立高校を不合格にされ「カッコいい制服を着て電車で通いたい」という希望で都内のサポート校に入り、学校側の「個別支援で」との勧めを断り、他の生徒と一緒に福祉科で学び介護職員研修も終了し、就活継続中。
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前田くんは3年前私立高校不合格後に県立高校に合格し、難病でまひがあるため危ないという対応もされたが卓球部に入り充実した高校生活を送り、今春大学に進学し、やはり福祉を学ぶつもりという。
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 熊谷くんは手帳の上での判定は重度だが、子どもたちの中でもまれて育ってきた中で、場の雰囲気を読むことに長けている。高齢者施設で実習した時も、お茶出しやレクの際に高齢の利用者の人気者に。小柄なため体力勝負の身体介護や清掃作業等は苦手だが、それ以外の人的な関わりはできることを自分でわかっていて、不採用になってもめげずに就活を継続している。前田くんは中学時代、体育の授業は特別支援学級で受けさせられた。排除されたことへの憤りはありつつも、他のさまざまな障害のある子どもたちと出会ったことが思い出として刻まれていることを、今日も語っていた。
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 「障害者のくらし いまむかし」では、70年代後半、どんな障害があっても街で共に生きようという流れを切り拓いた「生きる場の会」、「川口とうなす会」をふりかえり、今後を考えるシンポジウムが行われた。
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 シンポジストの八木下さんは前に「養護学校はあかんねん」の上映会でトークをした時と同様、なじみの人々とのやりとりの中でどんどん迫力を増し、ジョークも連発。
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かっての「生きる場」の同士・仲沢さんは、先日八木下さんの暮らす有料老人ホームを訪問した時、暗澹たる気分になったが今日は別人のようだと印象を述べていた。その仲沢さんも最近市内の特養に入所したが、家族の都合で否応なしに入所させられた人ばかりの中で、私だけは自分の意思で入ったと語り、この夜も飲み会に参加しシャッターが下りる時間30分ぐらい後までは「ごめんなさいね」と言って帰ればOKだよと楽しんで帰ったのは、さすが街くらしの達人だ。
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 シンポジストの発言の中で、宮坂さんが就学猶予2年の後で地元の小学校に上がった6年間を「怖かった」と語り、中学3年間を光明養護学校で学び、普通高校、大学へ進み70年安保、障害者運動に関わった自己史をひもときつつ、「養護学校義務化は反対だが、養護学校自体は否定しない」と語ったのは、「祝う会」での前田くんの特殊学級の生徒たちとの出会いと通底するのかなと思う。「普通」という世界も、障害等を別の場に分けた結果の産物だし、「普通学校もあかんねん」(高木千恵子さん)ということ。
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 「いまむかし」というタイトルはよかったが、「いま」が見えにくかったなという印象。「卒業を祝う会」とセットでこそ、そこが少しは見えてきたのじゃないかな。
 

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