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zoom RSS 毎日新聞県版 「障害のないあなたへー知事応接室を占拠した人々」 全5回が面白い!

<<   作成日時 : 2016/09/04 23:42   >>

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毎日新聞・奥山はるな記者の連載「障害のないあなたへ 知事応接室を占拠した人々」全5回が、今日(9月4日)で完結。
 この連載の底流には、津久井やまゆり園の事件がある。記者は「差別や偏見の問題、『障害者が生きづらさを感じない社会の在り方』が改めて問われている。」と書いている。
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http://mainichi.jp/articles/20160831/ddl/k11/040/131000c

28年前に「普通」願い

 第1回は、その前日に行われた埼玉障害者市民ネットワーク主催・総合県交渉のシーンから始まる。その現在から、初めての県交渉が行われた28年前に遡り、知的障害のある生徒の高校入学を求めて県知事応接室占拠が行われた事実を掘り起こしてゆく。

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http://mainichi.jp/articles/20160901/ddl/k11/040/093000c

この街で暮らしたい

第2回は、養護学校義務化の説明付きで、義務化以前に就学を拒否され家の奥で大人になった障害者達と、義務化によって特別な場に囲い込まれることを拒否してきた親子、それぞれの生活が合流し、「占拠」に凝縮していったことが語られる。
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http://mainichi.jp/articles/20160902/ddl/k11/040/152000c

街の「衝撃」絵日記に

 第3回は、「そもそも『障害者が街に出て生きる』とは、どういうことなのか。」という問いから始まる。就学を拒否され家の奥で育ち、時々パニックになり暴れていた橋本克己さん。共倒れになるよりはと家族は施設入所を申請しその決定が来たが、街に出始め変わりつつあった関係に希望を託し拒否した。あれから38年。迷惑をかけどつかれたりしながら、無名の有名人となり暮らしのノウハウを編み出しているようすを密着取材した。

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http://mainichi.jp/articles/20160903/ddl/k11/040/115000c

県庁に「店」20年目

第4回は、「総合県交渉によって実現したこともある」として、県庁内福祉の店・アンテナショップかっぽ。世間の風にさらされ、赤字を抱えながら、障害者団体が日替わりで派遣する障害者達が庁舎内を闊歩する姿。「時にはぐっすり昼寝してしまうような姿が県庁の風景の一部となり」という専従の言葉も。

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http://mainichi.jp/articles/20160904/ddl/k11/040/049000c


「分ける」制度 今も


第5回は、あの知事応接室占拠の現場に、高校入学を求める知的障害の兄、両親とともに居合わせた小学3年生・猪瀬浩平さんのその後。大学3年の頃、あの体験をとらえ返し「従来と違う問題意識」を探るべく研究者の道へ。また、父が兄と共働く場として開いた見沼田んぼ福祉農園にも関わり、家族の歴史と向き合う。その彼が准教授を務める大学の学生が農園で語る。「『面白い人がいる場所』だから農園に来ている」。最後に、「施設入所や特別支援教育という分けるシステムはなくならない。それでも『障害のある人もない人も共に』という理想は、今も静かに裾野を広げている。」という文章で連載は終わる。


 津久井やまゆり園の事件については、さまざまな論評がなされてきたが、容疑者の特性や施設の在り方、ヘイトクライム、あるいは障害者も同じ人間だといった一面にとどまるものが多い中、この「障害のないあなたへ」というタイトルと「占拠」に示される、普通の人々の生活と闘いの掘り起こしは重要だ。奥山さん、いい記事をありがとう。

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