共に学び・働く―「障害」というしがらみを編み直す

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zoom RSS 北海道教委へ 職場参加の経験踏まえ Aさんを高校へと提案

<<   作成日時 : 2016/04/04 23:02   >>

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どの子も地域の公立高校へ埼玉連絡会事務局の竹迫さんから、インクルネット北海道からの緊急協力要請の案内 があり、Aさんの高校入学を求める手紙を書いて、FAXで同教育委員会に送った。
 竹迫さんのメールは、「神奈川集会のステージ上のAさんを知っている方もあるかと思います。
埼玉集会にもおかあさんが参加していました。 一言でも寄せてください。 竹迫」とあった。

 常日頃、「埼玉ひきこもり」に徹していて、全国連絡会の集会にもほとんど出かけていないのだが、「埼玉集会にもおかあさんが参加していた」と聞いては、緊急協力要請に応えざるをえない。


 「埼玉集会」とは2012年の「第10回『障害児』の高校進学を実現する全国交流集会」のこと。サブタイトルは、「みんな一緒だ!サイタマ」。私は、その<第3分科会> 「高校からつながる社会」でコーディネーターを務めたのだった。そのときの延長で、道教委に書いた。

 

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2016年4月4日
北海道教育委員会
教育長 柴田 達夫様
埼玉県春日部市大場690−3
048-737-1489
NPO法人障害者の職場参加をすすめる会
事務局長 山下 浩志

Aさんを受け止め共に学ぶ高校づくりを

 「北海道の未来を支えていく子どもたちが、しっかりと自立し、優しい心をもって互いに支え合い、そして、たくましく生きていくこと」をめざす貴委員会のご努力に敬意を表します。

 当会はさまざまな障害のある人々が、福祉施設や医療機関を利用し、あるいは家でひきこもっている場合でも、地域の一般職場の中に、週1時間のアルバイトでも、職場実習でも、多様な形で参加し、共に働くことを拡げる取り組みをしています。福祉施設や医療機関の職員には、できる限りそうした職場参加の支援を進めることを提案し、自治体等にはそのバックアップと自治体職場への受け入れを提案してきました。

 障害者支援施策が充実した半面で、一般職場で働く障害のある人々と障害のない人々の間には、かってない程の深い溝が生じています。それは支援施策によって、障害のある人々の生活や活動がきめ細かく分けられてしまったことが背景にあります。さらにその基礎には、特別支援教育によって、子どもたちの世界が細かく分け隔てられたことがあります。支援が共に生きるために活かされてこなかったことから、社会人となった時にお互いがどうつきあってよいかわからない状況が深まっているのです。
私達はそのために、学校卒業後の職場参加の取り組みを、地域を挙げて進めてきました。
 ある入所施設の利用者は市役所職場で挨拶することを覚え、初めて「人には名前があること」を知りました。家でひきこもっていたけれども、週1時間だけの仕事を町工場でやらせてもらったことがきっかけで、徐々に地域へ出て働くことに慣れていった院内デイケア利用者もいます。
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 さまざまな成果は得られましたが、大きな限界も感じています。職場参加に取り組むほど、やはり子ども時代から一緒に遊んだり、ぶつかったりして育つ体験の大切さを実感します。
 とくに義務教育段階ではかなり多数の障害のある子どもたちが通常学級で共に学んでいますが、高校入試選抜制度の壁に阻まれて、やむなく特別支援学校高等部などへ行かざるを得ない状況をなんとかすべきと思っています。
そのために、ぜひ高校教育に関わる都道府県教育委員会にがんばっていただきたいと考えます。

 まずは、Aさんとそのご家族のように、どんなに障害が重くても地域の学校で共に学びたい、学ばせたいと望む人々を小・中学校で支援できるようにすること。そして、こうした人々に対して、公立高校の門をできるだけ開くことです。
 今回のように定員割れの場合は、納税者である県民の付託に応える意味でも、定員不合格はあってはならないという姿勢を貫いていただきたかったと思います。
 また、面接時に介助者を入れるなどの配慮については、道発行の「『障害者差別解消法』を知っていますか」と題したパンフレットの中に、差別に当たる例として示されている「会議に支援してくれる人を入れてもらえなかった」と同じことであることを、認識していただきたいと思います。
 これらの措置は、「特別扱い」ではなく、上記パンフレットの表紙にあるように、「障がいのある人への差別をなくすことで、障がいのある人もない人も共に生きる社会をつくることを目ざしています。」
 Aさんを受け止め、生徒たちが「しっかりと自立し、優しい心をもって互いに支え合い、そして、たくましく生きていく」共に学ぶ高校づくりへの一歩を踏み出してください。
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