共に学び・働く―「障害」というしがらみを編み直す

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zoom RSS ロンドンの地域の日常茶飯事をつづるANKOのメールから 人々の暮らしと仕事と社会を  その2

<<   作成日時 : 2015/06/20 16:54   >>

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谷中耳鼻科黄色い部屋の相棒・ANKOの第2信。
第1信に続き、貧困層、移民の人々の仕事のようす。
以下、黒字がANKO。青字は筆者。


ロンドンは、乳母車が大きくて、
電車でもバスでも、お店でもどこでも
ズずっと入ってきます。
だから、車イスも入りやすいようですね。

気候が良くなってきたせいか、
たくさんの車イスの人を見ますが、
たいていが高齢者です。
イギリスは保育所のように集まるよりも
ベビーシッターの方が安くて多いようです。
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そんなこともあってか、
電動車いすに乗っている人が介助というか
お手伝いさんのような人を連れて買い物をしている姿を
何人も見かけます。

ベビーシッターがあるから慣れているのかもしれません
この間は初めて、脳性マヒっぽいちょっと若めの車イスの人を見かけました。

ベビーシッターになるために資格はいらないそうです
ただし、犯罪証明書は必要だという事です。
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確かにざっくりしていて、
子供二人が二人並んで座れるバギーで
アイスクリーム屋さんに入って
子どもが泣いているけど、まずは自分が一口食べて
なかなか渡さないベビーシッターらしき人や
乳母車を押しながら携帯をいじっていて

子どもは、ずっと手前で、すねて黙ってその人を見送っていて
(どうもかまってほしいらしい)
5メートルくらい離れてから気づいたりとか・・

子どもは白人なのに、大人は黒人とかアラブ系の人なので
たぶんベビーシッターらしいです。

これもまた、見ていて面白い光景でした。

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写真は巨大ショッピングセンターが駅前にあるシェファーズ・ブッシュ駅らしい。

 ANKOの「保育所よりベビーシッターの方が安くて集まる」との記述を見て、かってのアメリカの自立生活センターのレポートに、障害者が雇用主となってヘルパーを雇用するにあたって、センターに登録しているたくさんのヘルパーの中から適切と思われる者を選んで面接し、契約を行う、その能力を身に付ける必要が書かれていたことを思い出した。その際、アフリカ系やラテン系の職がない若者が多数いて、彼らがヘルパーとして応募して来る状況が大前提としてあった。だから障害者への給付が少なく、低賃金しか支払えなくても、障害者の『自己決定権』が担保される構造になっているんだなあと当時感じたものだ。

 また、ずっと昔、スウェーデンで障害者学生寮に泊って、交流見学した時、ちょうどバカンスで多くの職員等が長期旅行に出かけている間、ベルギーから学生がヘルパーのアルバイトに来ていた。その学生がスウェーデンの障害者は甘えているとつぶやいていたことも思い出した。

 そして、これは故・岩名由佳さんから聞いた最近のスウェーデン事情だが、ノーマライゼーションの母国であり、さらに障害者自立生活運動やピープルファーストの活動でも新地平を切り開いてきたスウェーデンでも、これまでの経緯の中で、これは本人のせいではなく社会的排除の結果であるとして認定しきれていない生活困窮者たち、たとえば医学や心理学等による分類からははずれてしまうような「境界層」は切り捨てられてしまう。移民の人々もその典型で、移民の若者たちの暴動まで起こったという。権利をきめ細かく保障する社会だからこそ、そこに組み込まれない者に対し、より厳しい対応をすることになるのかも。

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