共に学び・働く―「障害」というしがらみを編み直す

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zoom RSS 差別とは 配慮とは 職場・地域の文化、文脈の中で語り合う ― 共に働く街を創るつどい2014

<<   作成日時 : 2014/12/14 23:36   >>

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共に働く街を創るつどい2014「共に働く職場―調整・配慮・支援の現在」。たくさんの討論があったが、とりあえず、ひとかけらずつのお土産。
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 靴加工工場仲間が軒並み何億の負債を抱え倒産する中、障害者の方が多い小さな工場で生きぬいてきた(株)ニューオタニ。尾谷社長は、ためらいなく「障害者達は主力選手」と言い切る。では「配慮」は?と訊かれて、社長「ソフトボール」。従業員だけでなくひきこもっている者も参加。障害者のチームとしてだけでなく、地域の普通のチームにも参加。もうひとつは障害者の母ちゃんたちの会。そもそも不況で工場閉鎖を断行した16年前、母ちゃんたちの強い懇願で縮小再スタートしたのだ。
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 世一緒や施設等のチームがグループワークとして働く水上公園の花壇整備作業を発注している公益財団法人埼玉県公園緑地協会本部の高橋さん。今年は車イスで作業しやすいプランターを整備した。前に職場で障害者を雇い入れた時、何が起こるかわからないと思ったが、特になかった、先回りして対応することはしないと淡々と語る。前の職場で障害者と共に働いてきた経験も裏打ち。
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 聴覚障害者・松山さんは、自宅では聴覚障害を意識しないのに、会社に行くと痛切に意識させられる。平等だからと言われ、上司は口頭説明するが、自分はわからない。口元を読み取ろうとしていると「怖い顔をしてる」と言われ、親しい同僚に確認していると、いつもこそこそ何してると言われる。いちいち確認するために紙にメモしていたら、後に同僚たちが手順を忘れて困った時、このメモが役に立ったという。

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 障害者就労支援に30年余携わる沖山さんは、たとえば仕事ができないと言って動かないのを、障害者に注意していいのかわからないといって遠巻きにしているといった状況も見受ける、これでは周りもうんざりでもう障害者はこりごりということになると指摘する。障害者には、障害のない人々もいろんな困りごとを抱えていることを伝えたいと語る。その上で、まずはこわいもの知らずで職場実習、就労にチャレンジしてゆこうと。

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 越谷市障害者就労支援センター所長の松尾さんは、差別と配慮は表裏一体ではないかと言う。自身が植木屋で働いたとき親方が茶髪のやんちゃな子を一人前に育て上げていたことを想い起し、ひきこもっていた知的障害の兄弟を二人で一人分の給料で週二日雇ってくれた小さな事業所と重ね合わせ、労働法規とは矛盾する場合もひっくるめ地域の事業所の包摂力に着目する。

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 12月生まれの人へのプレゼントとして会場から二人が発言を許された。「片マヒのサラリーマン」が芸名と語る北澤さんは、31年働き続けているが、10年前に受傷し退院後主治医の反対を押し切って職場復帰した。「会社と家族が私をこき使ってくれたことが最良の配慮だった」と言う。期待してくれたことに対して、自分ができることを見せようとすることがモチベーションにつながった。配慮ということで実際には遠慮してしまうことが多いが、ある種のプレッシャーをかけてくれたことがよかったと語る。
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三郷市障害者就労支援センターの支援員・大野さんは、先日女性の聴覚障害者に同行支援のため女性専用車両に乗ったところ、冷たい視線にいたたまれなかった体験にふれ、社会がよかれと思って作っている制度が状況次第で冷たいものになると語る。
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 コメンテーターの越谷市障害福祉課・角屋副主幹は、市政世論調査でトップスリーは常に「防犯」、「防災」、「高齢者福祉」であり、「障害者福祉」は20位にも入らないと指摘するとともに、実は障害者・関係者自身も上記三つが最大関心事なのではないか、それ故に課としては三つの担当課の施策の中に障害者を位置付けるよう働きかけていると述べる。これもみんなが当事者という視点で、討論とつながる。
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 埼玉県障害者支援課・高田主幹は、今年度保健所、特別支援学校の清掃業務を障害者施設に随意契約した時、当初心配する声が多かったが始まってみれば苦情などまったくないこと、いっぽう印刷物にミスがあったのを「やり直しをお願いしてもいいのか?」という問い合わせを受けたことがあると述べ、自分達が間に入らなくとも直接仕事をもらえるような関係ができるようになればと語る。
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 コーディネーターの埼玉県立大学教授・朝日さんが、知的障害者が生乾きの服を着て出社したため臭くて困るので指導してもらえないかという連絡が、会社から就業・生活支援センターに入りいろいろ対応したが、ほんとうは職場でやれれば…と支援員が語っていたというエピソードを紹介。国は就労移行支援をさらに増やそうという方針だが、その支援のありかたが問われていること、つきあうだけでなく時にはぶつかり合うこともありうる、職場・地域の文化を含めて考えてゆくことが大事だとまとめた。
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