共に学び・働く―「障害」というしがらみを編み直す

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zoom RSS 青年会議所と 共に働くまちを考える

<<   作成日時 : 2014/05/10 23:15   >>

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一般社団法人越谷青年会議所主催・「いま障害者雇用を考える―”共に働く“まちづくりへ向けて」に参加して来た。その前に私も運営委員を務めている精神障害者グループホームの総会に出席していたため、おしまいのほうでの参加。満員でわずかに一つだけ空いていた席に座る。
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 ちょうど、第2部:パネルディスカッション 「障害者雇用」特別レポートの最後のところ。コーディネーターの朝日雅也さん(埼玉県立大学教授)が、パネリストに「障害のある人を職場に受け入れて、職場・地域はどう変わったか」と問いかけていた。

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 株式会社サイゼリア顧問の正垣昌彦さんは、「私たちの会社では、各店に障害のある人を一人だけ受け入れるという方針でやっているので、他の障害のある人と比較するということはない。初めて受け入れる店では、何をするかわからない人だから監視しなくては、というところから、その人に他のみんなが注目し、ああこんな形で働けるんだなということがわかってみんなが変わってくる。」というような話をしていた。

 株式会社ニューオタニの代表取締役の尾谷英一さんの靴底加工の工場は、障害のある人のほうが多い職場。会場にも障害のある従業員や家族の姿が見えた。尾谷さんは、「地域のまつりなどのイベントでは、うちの従業員たちが頼りにされている。また、彼らを連れて職業訓練校へ技術指導を受けに行くことがあるが、最初は戸惑うが二回目からはやさしくしてくれる。」と述べていた。

 もう一人のパネリストは、越谷青年会議所のメンバーで、先日、越谷市障害者就労支援センターの登録者を県の短期訓練事業で職場に受け入れたTOP AUTOという中古車センターの社長の星野さん。「短期訓練の際は支援員がいたこともあるが、従業員が声をかけるのが難しかった。現場で働く20代の青年たちの多くは他人に興味がなく、自分さえよければいいという感覚が強い。私も含めてそういう状況がある。経営者が社会貢献をするからと言うだけでなく、営業所単位でしっかり教えてから受け入れることが必要だと思った。」と率直に語っていた。
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 パネルディスカッションに引き続き、第3部:講演 越谷市における障害者雇用の現状および支援の取り組み。講師は、わが越谷市障害者就労支援センター所長 松尾晃史さん。

まず、自身の経歴から。
「53才で退職し、2年間植木屋をやったが、指を骨折して断念し、ハローワークでみつけた求人が就労支援センターだった。その間、仕事をやりながら600世帯の自治会長も経験し、価値観のちがういろんな人たちと一緒に動くことを経験した。匿名の手紙を送られたりもした。いま就労支援をやる中で、植木屋の親方が新入りを一人前に鍛えてゆく、徒弟制度には問題があるが、その人を見ていいところをひっぱってゆくやりかたは大切だという感じを持っている。障害者の就労支援で重要なことの一つは、障害者、事業所それぞれが面と向かっては言いづらいことを間に立って伝えあえるようにする役割だと思っている。

あと、離職時の支援とその後の就職につなげる支援も行っている。就労といっても一日2時間、週1回という働き方の人もある。雇用率に算定はされないので、受けづらい会社もあるだろうが。また、越谷市には地域適応支援事業という独自の事業がある。就労を前提としないので、重度の障害者も市の職場でシュレッダーをかけたりする。今回、青年会議所関連のTOP AUTO、イハシエネルギーマイセルフ流通団地営業所で、職場実習をさせていただいた。昨年度から県で実施している短期訓練の事業で行った。この制度は今年も予算化された。昨年度この事業の利用実績は、越谷市が県下で1、2位。これからも障害者の仕事探しを継続して行ってゆくので、ご参加の皆さん、障害者の雇用についてよろしくお願いします。

終りに、知的障害者と精神障害者を雇用しているある事業主の言葉でしめくくりたい。『これからどこかで誰か障害者と一緒に仕事をするときが来る』 今後予想される労働力不足の時代、外国人労働力もさることながら、障害のある人たちと共に働くことを正面から問われているのではないか。」
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プログラムの最後は、越谷青年会議所を代表して井橋興蔵さんが挨拶されたが、会場いっぱいの参加者に素直に驚きかつ喜んでおられる様子が伝わった。あらためて周りを見ると、先月の障害者の職場参加をすすめる会総会記念シンポジウムで情報を得て参加した人がけっこう多かった。井橋さんは今後も、障害者雇用について企画を考えてゆきたいとしめくくっていた。

散会後、見知った顔に何人もあったが、このような事業主と顔をつき合わせて一緒に考えられる場はとても貴重だと一様に話していたことが印象深い。
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