共に学び・働く―「障害」というしがらみを編み直す

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zoom RSS <働き方>として<支え方>としての 越谷流「グループワーク」

<<   作成日時 : 2013/11/01 09:11   >>

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 筆者はNPO法人障害者の職場参加をすすめる会の事務局長を務めている。2004年に、会の本部活動拠点「職場参加ビューロー・世一緒(よいしょ)」を開設し、2005年にそのはす向かいの越谷市産業雇用支援センターの3階に同市障害者就労支援センターがオープンし(1、2階はハローワーク)、会としてその運営を受託して以降は、この会の活動への関わりに多くの時間をさくようになっている(下の写真は世一緒)。
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 以下は、筆者が同会の機関紙「職場参加ニュース」NO.35に書いた「グループワーク」と称する事業に関する解説だ。そのまま転載したので、デスマス調になっている。

グループワーク―「働き方」として 「支え方」として

 当会が「グループワーク」と呼ぶ活動は、第一に地域の仕事を在宅・施設のさまざまな障害者が共同で遂行するという「もうひとつの働き方」です。
 また第二に、それぞれの障害者が個別の支援では得られない共同での社会体験を通して潜在的なパワーを活性化させ地域で生き・働く条件を自ら切り拓いてゆくという「もうひとつの支え方」でもあります。

 公益財団法人埼玉県公園緑地協会から業務委託を受け、県立しらこばと水上公園で、世一緒のスタッフたちや施設・院内デイケアの参加を得て行っているグループワークは、こんな特徴があります。

もうひとつの働き方・支え方 その1
在宅の未就労者・離職者と施設利用者・職員のコラボを活かす
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 写真の中には、数施設のチームと世一緒からの参加者が入り混じっています。
世一緒にエントリーしている在宅の未就労者と離職中の人たちは、世一緒当番からの電話で仕事情報を得て、自力で現場に集合します。ここに就労支援センターから情報を得た施設等から、利用者と職員のチームが合流して、一緒に作業します。
日程が迫っている作業は在宅者中心になり、余裕をもった日程での作業は施設からの参加が増えます。毎月3〜7回の水やりは2施設のチームが交替で行なっています。

もうひとつの働き方・支え方 その2
障害の種別・程度・(有無) ごちゃごちゃで働く
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 写真は、終了後、全員で行っている反省会。世一緒の在宅者たちは中学卒業後すぐ働いたり、高校や専門学校卒業も多く、障害のない人の中でがんばることを強いられてきた者が大半です。手帳もないひきこもりの人もいます。施設等とコラボして働くことを通して、初めて自分以外の障害者に出会う人もいます。

 施設等の利用者は<利用者VS職員>というチームでやってきますが、一斉作業の中で、在宅者や他施設利用者・職員の中に融合したり、チームに戻ったりしながら作業します。

 在宅者、施設利用者それぞれの中には、しゃがんで作業せず歩き回る人もいます。でも働きすぎて緊張する人は、ぶらついてる人がいると落ち着くんです。

もうひとつの働き方・支え方 その3
事業所の理解を得て職場に参加する
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写真は、作業終了後、参加した障害者施設等の代表が、そろって管理事務所に報告に行く様子。「失礼します」とドアを開けて入ってゆくのは、みなとても緊張します。報告を受ける職員さんにとっても、さまざまな障害のある人たちと直接やりとりするのは、やはり緊張されるようです。
なお、先日は本部の担当の方が、障害者たちと一緒に作業に参加されました。
作業現場はもちろん大事です。でも、事業所の方々とお互いに出会い、地域でいろんな人々が生きていることを感じ合うことも、とても大切なこと。

もうひとつの働き方・支え方 その4
ゆっくりと世間の風にあたる
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 写真は、台風20号の余波で小雨が降ったり止んだりの作業風景です。
「自分で現地集合」、「小雨決行」を原則にしています。「自分で」は「自力」の意味ではなく、誰かに送ってもらってもかまいません。

たまにはバスに乗ったり、カッパを着て働いてみませんか。
無理にがんばるのではなく、ゆっくりと世間の風にあたること。
うまくいかなければ、人の手を借りたり、助けてもらったりすればいい。

もうひとつの働き方・支え方 その5
働くことを糸口に生活と環境を組み立て直す
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 グループワークは、1回ごとに参加者を募ります。

 生計を立てることからは程遠い仕事。その半面で、障害の程度、経験、能力等問わないので、さまざまな人々が集まります。

 ひきこもってきた人、働いたことない人、差別や虐待の後遺症に悩む人…。無心に体を動かし、折にふれてことばを交わし。各自の生活と周りの環境をゆっくりと見渡し、生きた情報を得て、社会に踏み出してゆくきっかけとなる働き方があります。
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