共に学び・働く―「障害」というしがらみを編み直す

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zoom RSS こんなはずでは?!からの職場参加  驚きの越谷支援センター …記念シンポ第1部速報 

<<   作成日時 : 2013/06/17 22:05   >>

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職場参加をすすめる会総会記念シンポ「誰もが共に働く街―市民・自治体の協働は」速報NO.1.写真は第2部のパネルディスカッション。詳報は後日改めてしたいが、とりあえずおおざっぱに速報を。何度かに分けて。今回は、まず第1部。筆者と沖山稚子さんの報告。ただし概要なので、文責は筆者に。

まず筆者(NPO法人障害者の職場参加をすすめる会事務局長)の報告。レジュメの一部分しか語れなかったので、若干補足、修正して、ここにまとめておく。

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職場参加の経過 こんなはずでは?! が ひょうたんから駒
 
人生そのものが「こんなはずではなかった」ばかり。ひょうたんから駒で生きている。

この「しらこばと」の前身の市立通所授産施設ができた1980年にスウェーデンに行った。授産施設に相当する施設を見学した。障害者は生活できる賃金を保障され、日本と逆に職員のほうが施設の上げる収益から給料を得ていた。障害者だけでなく刑余者や薬物中毒者が一緒に働いていた。資本主義でもこういうことができるんだなと眼からウロコだった。

翌年、スウェーデンの障害者たちを埼玉に招き、日本の施設を見せたら「非常にネガティブな印象をもった」と言っていた。だが、彼らは「私たちのような回り道をしないでほしい」と語った。少し前までスウェーデンの障害者たちは大規模施設に隔離収容されていた。その反省の上にノーマライゼーションが取り組まれた。日本の場合はまだ施設は少ししかないのだから、私たちよりもうまくやれるはずだと。これもまた目からウロコだった。

 私たちは何も制度がない中で、重度障害者が家の奥から街に出て、乗客の手を借りて電車やバスに乗ったり、お客さんの手を借りて露店をやったりしていた。活動の場にいるとたえず職員を呼んでトイレに行きたがる重度の障害者が、露店の店番は大好きで一人で何時間でもやりぬく。

スウェーデンのような個々の権利を保障する制度がないことがかえって幸いし、地域に出て行き、どこにでも入りこんで周りの手を借りて生きることにつながる。入りこんでしまえば、しかたがない、一緒にやってみようという関係につながる。そういう体験を重ねてきた。

 いま支援制度が少しずつ出来てきたことがそうした関係をプッシュするように働けばいいのだが、昔のスウェーデンではないが、利用する側も運営する側も、自分たちを制度別に囲い込む傾向が強くなっている。

かって、スウェーデンで「施設から地域へ」の波の中、大規模収容施設の職員たちが重度の知的障害児数人ずつとユニットを組んで、地域に建てたグループホームに移住していったように、施設職員が利用者たちと共に、地域・職場へ出て行く支援をもっともっとできるようにする必要がある。地域適応支援事業やグループワークを、そのためのステップとして活かせればよい。

当会では就労支援センターを市から受託して運営すると同時に、当初のセンター事業としてはできなかった部分を本部事業として世一緒で行ってきた。その中にピアサポートやグループワークそして障害者以外の就労困難者との連携等がある。

世一緒はひとつの社会実験の場。これまでのセンターと世一緒の取り組みを、地域のいろいろな人々や自治体関係者とおたがいにつきあわせながら、地域、自治体に還元してゆきたい。

そして、つぎは沖山稚子さん(越谷市障害者就労支援センター所長)
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就労支援の草分けもびっくり 越谷の試み

今日は前任の山下所長も、その前の吉田所長もいる。昨年から所長を務めている。これまでの仕事が地域に根ざさない仕事だったので、違いが大きい。

以前の職場では、インテーク、職業評価、その人のプランを立てて就労支援をする。前提として、就労意欲、自力通勤、社会性、コミュニケーション、体力があること。その上で、障害や障害以外の就労を困難にさせる種々の事情については容認しながら支援を行ってきた。親や支援者が来ても、「本人がその気になったら来て下さい」と言ってきた。

ところが、ここでは就労意欲があるのかないのかわからない人が多い。生活全般の話だったり、就労支援するというと引いちゃったりする。それに対し、うちの職員はモチベーション高く、気持よく対応している。しかしそれが就労支援とどうつながるのかわからないので違和感はある。

このところ雑談しているのを見ると、それで家庭内が落ち着くならいいのかなと思う。それから働く意欲につながっていくんだろうと信じている。そう思わないと看板と同じにならない。

 その中で心がけているのは「何事もゼロよりまし」。せっかく決まりかけた就職を断る人がいるが、「今はゼロ円、給料がちょっとばかり少ないと言って断るのか」と詰め寄ったこともある。永野さんの自治労越谷市職でも超短時間就労という形でお世話になっている。事業所の人は私たちよりダイナミック。私たちも見習って、とにかくいったん入ってじわじわやっていく。閉まりかけたドアに足をかけてやっていく。

 もうひとつは、就労の効果。働き始めたことでリズムを整え、顔色も生活もよくなった人をたくさん見ている。働くことでリズムを整え、お金ももらえるいちばんのデイケア。そして、またとない職業評価の場。

外に出ていく前にあれができるか、これができるかと言っていたら、50年経っても出て行けない。出て行ったあとで、どうだったか、それを見直していく。

なんでも物事はきっかけで、関わってしまったからわかるようになるまでつきあってみようとやっている。

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 第2部に続く。乞うご期待!
 

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