共に学び・働く―「障害」というしがらみを編み直す

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zoom RSS 地域とからだ―まなざしを問う わらじの会編 10月下旬刊行予定です

<<   作成日時 : 2012/10/13 17:20   >>

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「地域とからだ―まなざしを問う」
 わらじの会「共に生きるための市民福祉講座」記録集 10月下旬刊行予定です。 写真はその表紙。
 小原基郎、母里啓子、山田真、門平公夫、山口まどか、北村小夜、河東仁の各氏にお話ししていただいた記録を載せている。
 定価1000円。送料200円(1冊)。ご注文は直接FAXで当会へ FAX048-737-1489 ただし送料1冊200円)
 
 ちなみに先日の「障害児」の高校進学を実現する全国交流集会の私を除く各分科会コーディネーター(3人)が載っている。

本書の内容にふれる。

 本書はタイトルでわかるように、「地域と障害」の続編といえる。そして、「地域」と「障害」の間に介在する「からだ」により深く迫っている。

 前書では高度成長によって全国いたるところの農村が解体され、そこに足を置いてきた人々の多くが最終的に関係を断たれ、沿岸工業地帯を中心とする大都市周辺に移動させられ、この大量の故郷喪失者といまや少数者となった旧住民がせめぎあいながら擬似的な故郷が形成されたことと、90年代以降さらにそうした代替物としての故郷までも解体される中で新たなせめぎあいが始まっていることを、「しがらみを編み直す」というサブタイトルで表現した。

 ここで「しがらみとしての地域」としたのは、高度成長期に就学免除とその後の「つぐみ部屋」暮らし(片居)を生きる家族をはらんだがゆえに、都市化してゆく流れにスムーズには乗り切れない農家の状況を表現したいという意味合いとあわせて、大都市周辺に吹き寄せられ擬似的な故郷を求めて漂う過程で「つぐみ部屋」の人々と出会ったことから自分を含むさまざまな人々のルーツが折り重なった関係として足元の「地域」を再発見してゆくという意味合いがあった。

 はじめ「障害」の状況と見えたのは、経済の大変動に合わせて生活・文化の基盤を解体・再編されてゆく人々の関係の一断面にほかならなかった。

 かっての経済成長が家庭の幸福につながるといった幻想が崩れ、長期不況時代に突入してゆく過程で、生産工場の海外移転が進み、原発が増え、第3次産業が肥大化するとともに、そうした産業構造に合わせて非正規労働が激増し、人と人の関係がより不安定にまた希薄になる中、自然にやさしい(原発もそう言われた)、人にやさしい(福祉・医療・教育に金をかければいいって?!)、自分らしさ(分際に応じた?!)といった、新たな幻想が共有されるようになった。前書で分析した「障害」をめぐるさまざまな言説もまさにそうした経済的なバックグラウンドを有している。

 本書では、こうした言説を「からだ」というキーワードでくくり、前書のように「障害」に限定せず、精神医療、感染予防、小児医療、児童福祉、女としての生、宗教学、被災地支援というさまざまな分野で上記の幻想に基づく言説をとりあげて批判しつつ、地域の暮らしを多面的に浮き彫りにすることを試みている。

 以下各章のタイトルと報告者。

 診療所から見える世間
               
      小原 基郎 
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インフルエンザの本当の話
      母里 啓子
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子どもの病気・40年―変わったこと、変わらないこと
      山田 真

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遊ぶ子どもの声聴けば
      門平 公夫 
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いわてとわらじと私の暮らし
     山口 まどか
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女を生きる
     北村 小夜
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異人とムラ―<こんな晩だったな>物語
      河東 仁 
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