共に学び・働く―「障害」というしがらみを編み直す

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zoom RSS 「重度障害」 Yくん 県立高校7年目の受験の春 一夜明けて蕗のとうが顔を

<<   作成日時 : 2012/03/03 11:21   >>

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世間的には 「重度障害児」とみなされ、「特別な教育的支援を必要とする」た​めその障害に応じた設備や教員が配置された「特別支援学校」で学​ぶことが「適切である」と教育委員会から「指導」され続けてきた​Yくんは、近所の友達と一緒に地元の小・中学校の通常学級で学び​・育ち合ってきた。写真は中学校1年生のPCを用いた授業風景(​2003年)。Yくんの意思表現は相手の問いかけに対するYes​・No・?を基本とする発声と表情・態度が中心。でも、体験を共​有してきたクラスメートには、それで十分に豊富な会話となる。教​員も生徒たちに助けられてコミュニケートできてゆく…。

 そんなYくんが隣市の県立高校を受けた。2006年の春。県は​入試に際して「障害による不利益がないように配慮する」として、​点字受験や代筆、代読などを障害に応じて認め、障害があっても公​平な入試が行えるとしている。代筆・代読は、Yくんの場合不可欠​だが、小・中学校のクラスメートのように体験を共有している関係がなければ​、本人の意思を反映できようがない。にもかかわらず、「公正性が​担保できない」として、代筆か代読のどちらかはYくんとつきあっ​たことのない特別支援学校の教員らが「専門家」として入る。伝わ​りようがない。というより拷問に等しいかも。そもそも、県は近隣​の都県がYくんのような受験生のために記述式の問題を選択式に直​すといった努力も放棄している。だから3割しか選択式の問題自体​ないのだが。

 それから毎年落とされても落とされても受け続けてきた。冒頭の​写真に写っているクラスメートはすでに大学生になり、Yくんの受​験に際して英語の問題を代読してくれたりして応援している。しか​し、代筆は県教委の指定する初対面の教員だから、Yくんとコミュ​ニケートできようがない。悲しいお笑いだ。
 定員割れの時も落とされた。税金を使い、議会で決めた予算の下​で、県民に公約した定員を、こんなに軽く無視していいのか?!

 小・中学校の教員たちは、Yくんにふさわしい学校はほかにある​という就学指導の下にあっても、子どもたちに教えられ、支えなが​ら、Yくんと一緒の授業を、学校生活を創ってきた。高校は多感な​青春を生きる生徒たちがおり、職業や家庭、社会につながる学びの​場だとすれば、これまで以上にYくんを迎え入れることで、豊かで​意味深い授業や学校生活をめざせるはずだ。

 昨夜、Yくんのお父さんから以下のメールが届いた。

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表題の通り本日学科試験を息子は受けました。

 県教育局も昨年の轍を踏まぬように校長への発言を指導 また県​総合教育センターから派遣される主事に対し、選択問題の解答記入​(前回は息子の解答形式を理解せず、択一問題にも関わらず全てに​○若しくは選択とした記入)にならないよう指導がなされ、表面上​整った形をとりました。

しかし、それは表面のことであることは明白で、今回も選択問題し​かできない息子に対し、記述問題の代読を行い(全て読まないと不​公平になる?) と訳のわからないことを理由に1時間目の試験を​実施、限られた時間で、限られた選択問題の解答に全力を尽くすし​かない息子に無駄な時間を費やせました。
これも即座に抗議し、2科目目からは修正されました。

 当然の配慮がなされないという情けない事態になった事に対し、​息子に申し訳ないと恥じるしだいです。

 応募者が今回募集数と同数と県の(さいたま公立高校ナビ2/​27付)になっていましたが、さらに辞退者が出たようです(校長談​)、この状態は、常々私共が主張している最低限(定員内不合格者​は出さない2001年)に照らせば必然的に入学許可候補者になる​はずですが、既に教員から「受け入れるのか」という声が「試験開​始前の時点での情報」上がっているそうです。

 これ即ち、予断と偏見に基づく差別ととらえなければなりません​。

 間髪入れず行動強化あるのみ。
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 高校を私立にすべてまかせるのでなく、たとえば埼玉の場合65​%は税金で運営する公立高校としている目的は、どこにあるのでし​ょうか?
 みんなで考えてみませんか。
以上、facebookに書いたのですが、ブログにも載せておきます。

 ついでに今朝のfacebookも。
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 あたたかな朝。さっき庭でみつけました。「ふきのとうはとおにな​る」 山代巴さんの本にたしかそんな歌が出てきたことを思い出し​ました。

 戦時下の刑務所の.冬。隣の房に入った女囚が歌ってくれたのです。

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