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zoom RSS 震災をきっかけに日常を再発見―メール通信「身近な被災体験」第18信に

<<   作成日時 : 2011/05/22 12:24   >>

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 3.11の震災から2ヶ月半になろうとしている。この間に、筆者は「身近な被災体験 第○○信」というメールによる通信を、筆者がある程度顔を見知っている方々に送信してきた。このメール通信は、主として、筆者のところに送られてきた顔見知りの方々からのメールや筆者が関わるわらじの会の会報「月刊わらじ」の記事、そしてわらじの会に届いた「ゆめ風基金」や全国自立生活センター協議会からの情報などの中から、筆者がピックアップした情報を載せている。「身近な被災体験」メール通信も数を重ね、昨夜「身近な被災体験 第18信」を送ったところ。今回は、以下に第18信の前書き部分を紹介しよう。黒字がメール通信本文。画像は、」ブログ用に添付したもの。
 まだ端緒に着いたかどうかという地震・津波からの再建過程、そしていっそう底知れぬ崩壊への過程を歩んでいる様相の原発社会……そんな暗雲の下、春から夏へ、季節は移ろうとしています。
野草でいっぱいの谷中耳鼻科の庭は、タツナミソウの紫の花と白い花(冒頭の写真。これは大型連休中、花盛りを迎えたとき。)が終わりに近づき、垣根に茂ったテイジカズラが一斉に白く甘い香りの花を咲かせたところです。
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このブログの発信基地である谷中耳鼻科・黄色い部屋の専従ネコ「マエ」。
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黄色い部屋のスロープ脇で満開のテイジカズラ(チョウジカズラ、テイカカズラ)(5月22日)

間もなくスイカズラも薫り始めることでしょう。
 庭の端にあったカキナは背丈ほどに伸び、黄色い菜の花をかなり楽しみましたが、ゴーヤを植えるため全部ひっこぬいたところです。
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カキナの花を楽しんだ。 

 耳鼻科駐車場の内周がスギナとカラスムギでびっしりおおわれてしまいました。明後日の日曜午前中に、障害者の職場参加をすすめる会の未就労の障害者メンバー向けに、障害者市民ネットワーク合宿やわらじの会合宿費用を自分で働いて捻出するための特別アルバイトとして、恒例になった草取り作業の募集をしたところです。
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その5月22日(日)「特別アルバイト」風景。ここで紹介しているメール通信は、前夜送信したもの。

 さ来週の29日(日)は、(社)埼玉障害者自立生活協会総会と記念シンポジウムを与野本町コミュニティセンターで行います。
 シンポのテーマは「引き裂かれた世界からの旅立ち―学校・職場・地域で いま」です。そのチラシの文章は以下です。
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「この30年をふりかえってみると、制度がほとんどなかった時代にも、共に学び・共に働き、共に生きてきたさまざまな営為があった。と同時に、経済成長のために地域を解体してゆく、大きな社会の変動が生じていた。
そうした中で、私たち自身、分けるなと求めながら、共に生きる関係を支えるために、自治体段階で支援の諸制度をつくらせ、国制度にも一部反映させてきた。それらがいま、さらに取り込まれながら、新たな、大きな分ける動きが深まっているようだ。
『特別支援教育』、就労支援、福祉…すべてがせめぎあいの渦中にある。権利確立・差別禁止の制度改革も、地域・現場の渦の中での育ち方、働き方、生き方抜きには、『仏作って魂入れず』になろう。
折しも、大震災の現場では、支援制度が解体する中、ごちゃごちゃと共に生きる道も手探りされている。来し方、足元をみつめながら、おそるおそる歩を進めよう。」

 福島原発が首都圏に電気を送るために存在してきたことがクローズアップされています。
 近代の東北にまつわる「凶作」「出稼ぎ」「身売り」などの歴史は、「近代日本史そのもの」、「帝国日本の構造的矛盾」(河西英通著「続・東北―異境と原境のあいだ」中公新書)であり、その関係は、戦後の高度成長期はもちろん、首都圏一極集中の現在にも連綿と引き継がれています。
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 こうした関係に編み込まれている私たちは、ただ被災地とそれ以外の被災しなかった地域として自らの位置をとらえるのでなく、私たちの足元の暮らしの被災として、現在を考えてゆきたいと思います。

 「天災は忘れたころにやってくる」と言います。しかし、私たちは天災にかぎらず、私たち自身のくらしの歴史を忘れ、歴史を共有する無数の他者を常に忘れます。生のエネルギーでもある「忘れる」というワザは、同時に生の抹殺をはらんでもいます。そんな矛盾にひきさかれ、迷いながら、学校、職場、地域という身近な関係を足場に語り合います。
 29日(日)のシンポジウムへ、ぜひお越しください。

 そんなことも含めて、このメール通信は、被災地からの報告も載せますが、被災地かその他の地かに関わりなく、(後でも述べていますが)震災をきっかけに発見し直してゆく自分達の日常……それがこの「身近な被災体験」の眼目です。ぜひ、あなたも発信を!

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