共に学び・働く―「障害」というしがらみを編み直す

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zoom RSS 大きく変わってきた障害者就労 ― 職場と地域を考える 2)障害の重い・軽いと関わりなく

<<   作成日時 : 2011/04/30 15:04   >>

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 5年ぶりに就労支援センターに入ってもうひとつ実感したのは、就労している障害者が、福祉・医療施設の利用者より「障害が軽い」ということは言えないこと。

 会話がオウム返しだったり、別の作業を指示してもこだわりが強くて従わないとか、いつも不穏なひとりごとをつぶやいている、字が読めない、覚えてもすぐ忘れる、手先が不器用、行動がぎごちない、力がない…といった人たちが、企業の現場で働いている。

 もちろん、くりかえし指示されたらパニックになり上司を叩いたとかいったトラブルが時々起り、それを職場の同僚、上司、家庭、支援機関等と本人が綱引きをしたり、あれこれと試みながら、就労環境を調整してきた結果として就労が成り立っている。
 本人がそこにいるから、い続けるための条件が模索される。障害が軽いからとか、やさしい企業だから…ということがまずあるのではない。

 逆に、福祉・医療施設の利用者の中で「能力が高い」とみなされる人が、「就労に近く」、「能力が低い」とみなされる人が「就労から遠い」ということも言えない。

 この点からも、先に述べた支援の連携の問題点が浮かび上がる。
 
 たしかに重度・重複障害者は職場にいない。しかし、だからといって、障害者への配慮が行き届いた社会ができない限り重度・重複障害者を含むさまざまな障害者が地域で共に働くことはできない、と思いこんではならない。

 本人がそこにいない限り、個別的に配慮された環境調整はしようがない。

 あらゆる障害者への配慮がなされた社会など、空文句にすぎない。職場体験でもよい、福祉・医療施設職員等の支援を受けての利用者たちによるグループ就労でもよい、障害者雇用事業所の立ち上げもよい、さまざまなスタイルを編み出しながら、本人が地域の職場にいる状況を具体化してゆくことの大切さをあらためて感じた。

 冒頭の写真は、筆者が事務局長を務めるNPO法人障害者の職場参加をすすめる会が、(財)埼玉県公園緑地協会から県立しらこばと水上公園の花壇整備を請け負い、それを就労支援センターの相談者や福祉・医療施設などからのグループ就労の機会として提供している現場の様子。さまざまな人が一緒に働くことで、雨の中での花植え作業が完遂された。

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