共に学び・働く―「障害」というしがらみを編み直す

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zoom RSS え?! 「共に生きる」って? くだくだしい 私の2011年年賀メールを紹介

<<   作成日時 : 2011/01/01 20:07   >>

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 2011年元旦0時に送った年賀メールを紹介します。ちなみに、冒頭写真は、元旦の今日、登ってきた奥武蔵の伊豆ヶ岳。コーヒーをわかして飲んでいるところ。

 明けましておめでとうございます。山下です。旧年中はお世話になりました。

 30日の夜は早く寝ようと思ったのですが、熊谷の障害者自立生活センター遊TOピアの理事長の飯田力さんから、先日一部改正が行われた障害者自立支援法の中の相談支援事業に関する改正内容について問い合わせが来たので、資料をあたってメールのやり取りをしていたので、やはり遅くなってしまいました。今回の改正ではケアプラン作成の対象者が、これまで施設から地域移行する人など少数に限られていたのが、かなり拡げられます。それと併せて、そのケアプランを作る相談支援事業者は、市町村長が指定することになりました。
 
 地域で孤立無援の人が増えている状況への必要な対応である半面、市町村のケースワーカーはますますデスクワークだけになってゆくのかという思いが強まります。また、共に学ぶことをはじめ、身近な地域で迷惑をかけ合いながら生きることを進める施策を、市町村の産業支援や都市計画の中で取り組んでゆくことこそ、いま問われているのだと、あらためて思いました。 

 そんなわけで今日は午前中から眠かったので、パソコンを離れ、県立しらこばと水上公園から捨てるのをもらってゴミ袋につっこんでおいたカランコエというベンケイ草科のポピュラ―な花を、1株ずつポットに植え替えました。マダガスカルなどの原産なので、霜に弱いが、軒下の日当たりのいいところだったら、もしかすると越冬できるかなと思い、試してみようと思います。 
 しらこばと水上公園では、私が事務局長を務めている障害者の職場参加をすすめる会で、正面の花壇の整備業務を受託しています。すすめる会の拠点・職場参加ビューローにエントリ―している未就労や離職中の障害者たちと、近隣の福祉施設・院内デイケア等の利用者・職員たちが、コラボで花植えや草取りを、年間通じて行う「グループ・アルバイト」をやっているのです。 

 今年は猛暑で花が秋半ばで枯れ、つなぎでカランコエなどを植えました。でも、冬が例年通りにやってきて、春まで咲くパンジーなどを植えねばならず、カランコエがまだ咲いているのに抜かねばならないはめになり、大半は捨てたのですが、少しだけゴミ袋に入れて持ってきたのです。

 もったいないよと、それを勧めてくれたのは、佐々木洋子さんでした。私の花の先生です。しらこばと水上公園の花壇まで同行してもらい、施肥について現場でいろいろ教えてもらった時に、捨てられている花を見て、まだ育つよと教えてくれたのです。

 知的障害の息子・潤くんと、何年か前まで、潤くんの母校である近所の中学校の花壇を請け負って、その花を自宅で種から育てていた人で、当時は谷中耳鼻科の花壇も請け負ってもらったりしました。潤くんは、小・中・高(定時制)と普通のクラスで学び育ちました。 

 洋子さん自身は、生まれ育った農村の密接な人間関係が嫌で都会に出てきたと言い、ことさらに地域で人づきあいをひろげる気にはならないとよく言います。意図的につきあいに努めることはしない代わり、あたりまえに通常学級へ行かせたことで、意図せざる関係の中に入り込んだといえるでしょう。 

 月刊わらじの編集作業が行われたり、私とあんここと今井和美さんが埼玉障害者自立生活協会の「通信」を編集したり、いま私がこの手紙を書いている谷中耳鼻科の黄色い部屋、その部屋の専従猫・マエは、30日からデロンギ(オイルヒーター)を入れたので、ストーブが消えた後もあたたかく眠ることができるようになりました。

 30日午後は、私の実弟・清志と安部晶子さんの墓に花を供えてきました。17年前の12月に二人は亡くなりました。精神病院に入退院・通院しつつ、互いのアパートを行き来して暮らしていた二人は、わらじの会のメンバーとのつきあいも深まり、こちらに引っ越そうかと考えていたところでした。死後数週間たって発見したので、いきさつはわからないままです。
 
 葬式のすぐ後にわらじの会の「みんな一緒にクリスマス」があり、その会場で二人の死を告げたことを覚えています。亡くなってから初めて、安部さんの御親せきと出会い、何度か語り合うことができました。二人の墓には「一期一会」とのみ記されています。

 毎年大晦日ぎりぎりまでTOKOを作っています。今回は、29日の月刊わらじ新年号製本日に仕上がり、その夜のわらじ納会で何人かに手渡すことができました。ただ、全部は製本ができず、大晦日につれあいの水谷に手伝ってもらって、ようやく夕方郵便局に出せました。
 
 その足で、わらじの会発足以前からの長いつきあいとなった白倉保子さん(元県東部地区に総合養護学校をつくる会会長)に、TOKOと月刊わらじを十数部届けました。
 
 白倉さんは、TOKOのドンであるとともに、おもちゃ図書館の代表としても活躍していて、教育委員会や市役所に行くことが多く、その際しっかりと資料を職員たちに手渡ししてくれます。

 1年前のTOKOは、ぎりぎり大晦日に出来上がり、発送は正月2日になりました。でも、メール版は大晦日に送ることができました。「娘とジャニーズ・カウントダウンコンサートに来ています。」という元気な返信もありました。

その時のTOKOには、原田真弓さんが就学相談会で後輩の親たちに語った話を載せました。 
 原田さんは、かって気弱な主婦から、TOKOと出会い、就学時健診を拒否して普通学級にわが子を学ばせました。しかし、中学に上がる時に挫折し、特殊学級へ、そして養護学校高等部に進みました。ただ、その間も、「地域で共に」という心の灯は消えることなく、障害児ばかり集められた場がさらにその中で場を分けてゆく悪循環をきちんと見据え、外に発信してくれました。金芝河のようだなと思った記憶があります。

 奇しくも、今回の新年号にも、就学時健診拒否の報告を載せるめぐりあわせになりました。筆者は渡辺弘美さん。四児の母。昨年、TOKOの春日部市教委との話し合いに、赤ちゃんをおんぶして参加された姿が新鮮でした。

 元旦から、長々しい、終わりなき、芋づるのような話におつきあいいただきありがとうございました。

 昨年またかくてありけり、新年もまたかくてありなむ。いろんな人が出会い、行き来する街で。今年もよろしくお願いします。


 え?!山下の「共に生きる」って そんなくだくだしい話だったの?と思われた方、そんな程度なんです。すみません。

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内 容 ニックネーム/日時
元旦にトレッキング&コーヒーなんていいですね。
僕は妻とじゅんきと3人で美園ジャスコに買い物に行きました。福袋も結構売れ残っていて、不景気を実感してきました。
昨年は会社生活が忙しくなり、また会社人間に戻りつつありました。今年はなんとか地域に根付けるように準備の一年にしたいと思います。よろしくお願いします。
きみ
2011/01/01 23:19

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