共に学び・働く―「障害」というしがらみを編み直す

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zoom RSS 分けられる側 分けた側 ―11.4共に学び・育つための就学相談会に寄せて その1

<<   作成日時 : 2010/10/07 01:58   >>

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今年も、就学時健診や進路指導など、障害のある子とない子を分ける季節がめぐってきた。わらじの会・どの子も地域の学校へ!公立高校へ!東部地区懇談会(TOKO)では、11月4日(金)に共に学び・育つための就学相談会を行う。

 以下に紹介するのは、普通学級に通う障害のある子の親の体験記。「共に」の原点が見えてくる。 

<当日の資料集から抜粋>
 「 ……冷静になって考えてみると、B君のセリフは特別支援教育の「ある大きな問題」を示唆しているのではないか、と思いました。子どもたちがお互いにバカだガイジだと言い合うことは、決していいことではありませんが(いきすぎは絶対いけないことですが)、ある程度は仕方のないことなのかなと思うのです。

なぜなら、誰の心の中にも多かれ少なかれいじめや差別というものはあって、道徳や教育で完全になくすことなど不可能でしょう。しかし、特別支援教育という『場所』の問題はそういうことではないのです。『分けられる場所』の存在は、小さな差別の心に裏づけを与えてしまっているのではないか…そう思えたのです。

 『へんなことを言ったり、やったりする連中は分けていいんだね。だってそういう場所があるんだから…。』子どもたちは6年かけてそんなことを学んでしまったのでしょうか?学校はその姿を通していったい何を教えようとしているのでしょうか?

…… 以上が普通級にこだわった理由です。支援学校適で重度の知的障害児を普通級に入れたわけですから正直、相当の覚悟をしていました。しかし、案ずるより産むがやすし。大したトラブルもなく、6年生まで来てしまいました。もっとも給食、校外学習、プールには付き添いましたから、それが大変だったといえば大変…でも付き添いにもれなくついてくるお友達とのコミュニケーションは、今でも楽しみです。

先日運動会がありました。心配していた組体操ですが、がんばっていました。先生の的確なご指導と、お友達の協力でこんなにニッコリポーズをキメることができました。本当に皆さんに感謝、感謝です!!」


距離的に離れた特別支援学校だけでなく、同じ校舎の中にある特別支援学級も、子どもたちのイメージの中では、自分たちの住む世界とは異なる時間が流れ、異なる人々が生きる、不明の世界に映る。その不可視の時空に入れられるぞという脅かしやからかいが、畏怖をひきおこす。

「福祉教育」と称して、その特別な教育の場にいる子どもたちのがんばりを紹介したり、「支援籍」によってたまにそこから生徒を受け入れて交流してみても、変わらない。異次元は身近になればなるほど、知識として理解すればするほど、不安をかきたてるものなのだから。この不安は、一緒に毎日を過ごす状況をいやおうなく迫られることなしには、ほぐれる道がない。

 県教委の「支援籍指導資料―支援籍学習を効果的に進めるために」を見ると、特別支援学校に子どもを通わせている母親の切実な願いが掲載されている。

 「ある日私はさびしさを感じるようになりました。『近所の人は息子を知っているのだろうか?』『この町でずっと住んでいくのにこのままでいいのだろうか?』『町を散策しても息子に声をかけてくれる人はいない。』そんなことを感じました。」 
 そして、支援籍で地元校に交流し、みんなに温かく迎えてもらったことをすなおに喜んでいる。

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図は県教委のHP。支援籍をよいことづくめの制度として自画自賛している

 だが、こうした素朴な気持とは関わりなく、あくまでまれびと(客人・異人)として、特別なハレ(異なる世界が接触する祝祭)の時空に限り受け入れられているという厳しい現実がある。そうした現実の上に成り立つ支援籍自体が、さらにさびしさの根っこを深くしているともいえる。

 それでも、分けられてしまった現実に居直りつつ、逆に分けてきた側に変革を迫りながら、共に生きることを展望しようとすれば、かっての青い芝のように、たえず地域に生きざまをさらしながら、闘争をふれあいと読み替えつつ、腹をくくって生きるしかない。

 
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県教委が埼玉県特別支援教育振興協議会検討結果報告(上が表紙)で描いているような、支援籍の積み重ねの末に共生社会をめざすといったまぼろし(下の図)に、はっきりと訣別して…。
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共に学び・育つための就学相談会

先輩の親や大人になった障害のある本人・関係者がご相談に応じます

11月4日(木)10:00〜14:00  (各自昼食をご持参ください)
             
越谷市中央市民会館5階第2会議室 〒343−0813 埼玉県越谷市越ケ谷四丁目1番1号  048−966−6622 

受付9:30〜 開会10:00
10:00〜11:00 資料説明、体験報告
11:00〜12:00 グループ相談会
12:00〜13:00 昼食しながらフリーに
13:00〜14:00 個別相談

資料代:500円

わらじの会・どの子も地域の学校へ!公立高校へ!東部地区懇談会(TOKO)〒344−0021埼玉県春日部市大場690−3谷中耳鼻科・黄色い部屋内 
waraji@muf.biglobe.ne.jp
http://members.at.infoseek.co.jp/TOKOnews/                 

参加希望の方は11月1日(月)までに下記へご連絡下さい。家族・本人以外の方の参加も可。保育のご希望も連絡を。
白倉048‐752-7351(TEL&FAX)  中山 090-2202-5271   山下 048-737-1489(FAXは048‐736‐7192)

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