共に学び・働く―「障害」というしがらみを編み直す

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zoom RSS 共に学び・育つ―どこまで来たか 11.4就学相談会資料集より

<<   作成日時 : 2010/10/30 00:03   >>

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 11月4日に、わらじの会・どの子も地域の学校へ!公立高校へ!東部地区懇談会(TOKO)で、「共に学び・育つための就学相談会」を開催する。以下に紹介するのは、当日配布する資料集の冒頭に載せた「共に学び・育つ―どこまで来たか」と題する文章。初めて相談に見える若い親たち向けに、共に学び・育つ取り組みのいまを、簡単にまとめてみた。

 なお、当ブログの過去の記事も参照いただければうれしい。 

 こちら→http://yellow-room.at.webry.info/201010/article_3.html
 および→http://yellow-room.at.webry.info/201010/article_4.html

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「全障害児普通学級籍」を国が検討
 国連の障害者権利条約を日本政府が批准するために、国内法の整備が進められています。その一環で、内閣府の下に設置された「障がい者制度改革推進会議」が、今年の6月に「障害のある子も含めてすべての子どもが、原則として地域の通常学級に所属する」、「その上で希望に応じ、特別なクラス、学校にも通うことは可能」といった画期的な案※をまとめました。これに対し、特別支援学校の校長会などからは強い反対意見が出され、今後中央教育審議会などで議論されるようです。

 ※障がい者制度改革推進会議がまとめた第一次意見については、こちら→http://www8.cao.go.jp/shougai/suishin/kaikaku/pdf/iken1-1.pdf

 とはいえ、国レベルでも、すでにここまで来ました。これは、本県の土屋前知事が、やめる直前に宣言した内容と同じです。また、東松山市※は、全国に先駆けて、障害児をふりわける就学支援委員会を廃止しています。県議会も、同趣旨の意見書※※を採択し、国に提出しています。

※東松山市の就学支援委員会廃止については、同市の「市の歩み」を参照→http://www.city.higashimatsuyama.lg.jp/conveni/administ/ayumi/ayumi_i.htm

※※県議会の意見書については、こちら→http://www.pref.saitama.lg.jp/s-gikai/gaiyou/h1809/1809_5.html#5

 近所のお友だちと一緒に行きたい、育てたい、なんで分けられなくちゃいけないの、という素朴な思いは、国レベルまでのぼりつめたといえます。もう、専門の先生の勧めだから、教委・学校ともめたくないからといって、分けられることを認める必要はまったくないのです。


どの子も地域の公立高校へ 
 知的障害といわれる生徒も含め、「0点でも高校へ」という活動が、全国あちこちで取り組まれています。義務教育で共に学び・育ってきた関係を、その後も大事にして、地域で生き続けたいというのは、ごく当然な気持ちです。

 しかし、入学試験があり、障害がない子だって落ちるんだからと言われ、一定の点数が取れる身体障害児しか、行けないと思い込まされてきました。
教委や高校、中学も、それが正しいと、まだまだ思い込んでいます。
  
 しかし、二つの点で、その常識がゆらぎ始めています。ひとつは、公立高校はなんのためにあるのかということです。勉強するところだとか、国際競争をリードする人材を育てるところとか、教育関係者は語ります。しかし、それだけなら私立高校でもいいはずです。

 準義務化している高校は、社会への入り口です。障害のある人もない人も、共に働き・暮らす社会をつくるためには、高校にもさまざまな生徒が共にいなくてはならないでしょう。公立高校が、希望する生徒を切り捨て、私立のサポート校や障害児だけの高等部しか行き場がない状況は、正しいありかたとは言えません。

 もうひとつは、入試が公平でないということです。耳が聴こえない生徒にはヒアリングを免除し、目が視えない生徒には点字受験を認め、障害による不利益を補ってきました。しかし、知的な障害にとっては、点数で判定する入試の状況そのものが不利益です。公平を期するためには、高校に受け入れて、じっくりつきあってゆくしかないのです。

 埼玉では、毎年、県教委と話し合い、わからせ、県教委から高校現場に指導させることで、徐々に高校で学ぶ知的障害の生徒が生まれ、彼らと学んだ生徒たちが社会人になっています。

共に働き・共に暮らす地域 
  ひとくちに障害といっても、ひとりひとりちがいます。だから、本人がそこにいて、周りが本人とやりとりする中で、一緒に働いたり、暮らしたりする関係を編み出すしかないのです。

 行政がやれることは、周りと分け隔てられないようにすること、そして地域で編みだしてきた関係を、先回りしないように支えることです。この場合、障害の重い・軽いといったことは、関係ありません。

 埼玉では、また特にこの県東部地域では、そうした取り組みや制度が、少しずつできています。それらについても、だんだんに知っていただければと思います。 


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障害が重い子は別の学校に行くしかないの?共に学び・育つための就学相談会

先輩の親や大人になった障害のある本人・関係者がご相談に応じます
何でもご相談ください (保育・介助もいたします)
________________________________________
11月4日(木)10:00〜14:00 (各自昼食をご持参下さい)

越谷市中央市民会館5階第2会議室〒343-0813 埼玉県越谷市越ヶ谷四丁目一番一号
048-966-6622 (越谷市役所向かい)

資料代500円
________________________________________
受付 9:30〜 開会 10:00
• 10:00〜11:00 資料説明、体験報告
• 11:00〜12:00 グループ相談会
• 12:00〜13:00 昼食しながらフリーに
• 13:00〜14:00 個別相談
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みんなの悩みを出し合いましょう

わらじの会・どの子も地域の学校へ!公立高校へ!東部地区懇談会(TOKO
〒344-0021 埼玉県春日部市大場690-3 谷中耳鼻科・黄色い部屋内
http://members.at.infoseek.co.jp/TOKOnews

参加希望の方は11月1日(木)までに下記へご連絡ください。家族・本人以外の方の参加も可。保育のご希望も連絡を。

白倉:048-752-7351(TEL&FAX)
中山:090-2202-5271
山下:048-737-1489(FAXは048-736-7192)

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