共に学び・働く―「障害」というしがらみを編み直す

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zoom RSS 6.19・20ネット合宿 「私のくらし 皆のくらしー支援って?」/「法制度改革と自治体」

<<   作成日時 : 2010/05/25 01:07   >>

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ソファで眠る子どももいて、大人もいて。一晩中語り明かす若者、年輩者。手で話す。目で反論する。オカリナで問題提起。
 埼玉障害者市民ネットワーク合宿の夜の見慣れた風景。もう20数年続いてきた。障害の有無、種別、程度をこえて、地域で学び、働き、生きるための総合県交渉を一緒に準備する合宿。今年も、6月19日(土)・20日(日)に開かれます。あなたもどうぞ!

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今年の会場は、昨年と同じ、写真の国立女性教育会館。嵐山町です。

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この写真は宿泊棟。
以下は、ネットワーク事務局からのお知らせ。

6月19日(土)・20日(日) 19日午後1時スタート、20日午後3時終了

会場:国立女性教育会館 0493-62-6711 (嵐山町・東武東上線武蔵嵐山駅下車 徒歩15分)


19日(土)

第1部:13:00〜「なぜここに・・・」 15:00〜「もしかすると思いが違う・・・」

第2部:19:00〜 「国のあり方と地域の暮らし」(細川律夫厚生労働副大臣の政策秘書である石原憲治氏に参加していただき、共に議論をする)

第3部:21:00〜 待望の大交流会(思いっきり酌み交わし、思いっきり語り合いましょう)

20日(日)

第4部:10:00〜12:00 お楽しみ企画

第5部:13:00〜15:00 総合県交渉に向けて



参加費:フル参加で5000円(宿泊費・食費・交流会費含む)

申し込み:6月4日(金)までに事務局までFAX・メールで送信願います(介助ペア、洋室希望なども。

FAX 048-761-0540 E-mail sss-net@email.plala.or.jp


問合せ・・・090−4938−8689(大坂)
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写真は研修棟。

 埼玉障害者市民ネットワークは、障害別の利益団体ではなく、障害者だけ、家族だけの団体ではなく、支援に関わる専門職の団体でもありません。埼玉県内各地の、共に学ぶこと、共に働くこと、共に生きることをめざし活動している、ひとつひとつはそんなに大きくない団体・個人のゆるやかなつながりです。このネットワーク合宿の特徴は、さまざまな障害があるとされる人々がごちゃごちゃと集まり、多様な表現をもってコミュニケーションをめざしあうこと。
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 写真は、昨年の合宿。テーマ「私たちはどこから来てどこへ行くのか?私たちは何者か」に沿って、新座のグループが発表した情景。テーマをつづめて「だれどこ大研究」と称して、各地のグループに発表してもらいました。障害者関係に限らず多くの運動や組織が、世代間のギャップを抱え、世代交代が困難な現状がありますが、参加者のうちの「戦後世代」、「団塊世代」、「新人類世代」、「団塊ジュニア世代」といった世代区分を出し合い、価値観をつきあわせました。障害がどうのこうのという次元よりも、この世代ギャップのほうが大きいと思われました。そこから、世の中の変化を探りました。

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今年のネットワーク合宿のメインテーマは、「私のくらし みんなのくらし ―支援ってなんだろう」です。「私」はどのようにして、いま、ここにいるのか?まず、「私」をここに連れてきた時代の流れをふりかえります。その「私」は「みんな」の一人としての「私」です。
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 その「みんな」は、いまどのような状況にあるのか。「みんな」として、分けられずに生きるための課題は何か?それが二つ目です。
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 そして、三つ目が「支援」。考えてみれば、不可思議な、ナイフリッジを渡ってゆくような、危うく、難しい行為、そして関係。この20年、より狭まれば10年を表現するキーワードのひとつこそ、「支援」です。「みんな」の中の「私」は、「支援」を受けることなしには生活や労働をイメージできない「私」。また、別の「私」は、「支援」を職業として、家族の暮らしを立てている「私」です。サービス利用者と提供者、雇用主と被雇用者、メンバーとスタッフ……さまざまな表現はともかくとして、20年前までの「障害者」と「健全者」・「非障害者」といった関係とはまた異質な、新たな関係が「みんな」の中の区分けとして広がってきたことはたしかです。
 共に学ぶこと、共に働くこと、共に生きること―それは、いま、さまざまなちがい、立場をぶつかり合わせ、探り合う中にしか、見えてこないはずです。

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 さまざまなちがい、立場をぶつかり合わせ、探り合う……ネットワーク合宿では、討論だけでなく、さまざまなスタイルを追求します。あなたもワザを磨いてご参加を!

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「地域移行」、「就労移行」が推進され、「インクルージョン」がもてはやされるご時勢になったのに、ひとりひとりの「世間」はますます狭められている―障害のあるなしにかかわらずというべきですが―この時代。だからこそ、ネットワーク合宿には、ごちゃごちゃといろんな人が集まってきます。国境に出現した市場のように。

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ネットワークの野島久美子代表と並ぶ石原さん。厚生労働副大臣・細川律夫さんの政策秘書。今回のネットワーク合宿に講師としておいでいただきます。
 いま国レベルで準備されている「障がい者制度改革」と「地域主権改革」。前者は国連・障害者の権利条約批准のための国内法整備―後者は自治体への国の「枠付け」の緩和と「ヒモ付き補助金」の廃止が眼目。
 タテマエはいいのですが、「地域で共に」は、実際に地域に生きる人々の日々の営みの積み重ねであり、上から作り出せるものではありません。法制度はあくまで地域の営みを邪魔しないような環境整備のためのもの。埼玉の地でこれまで重ねてきた活動やそれを後押しする自治体施策を圧迫せず、支えてくれるような国の動きならいいのですが…。

 たとえば、全身性障害者介助人派遣事業。資格が要らず、障害者の身近な地域の知人・友人を介助人として登録できる制度は、かって東京都で始まり、大阪そして埼玉、札幌…と整備されてゆきましたが、支援費制度、自立支援法の実施の波によって、重度訪問介護や移動支援に置き換えられてしまい、いまでは埼玉のみに残っています。しかし、それら国の制度は、たしかに似ていますが、事業所を介さないと利用できないという点で、異なっています。それらも必要ですが、地域のかかわりの延長での介助という点で、全身性障害者介助人派遣事業は、ぜひ残してほしいと考えます。この県の事業を、市町村レベルでは、地域の実情に合わせて修飾して実施しています。たとえば、狭山市では、全身性障害者通学等介護人派遣事業として、高校や大学への通学の介助、および法による介護が利用できない場合に使えるようにしています。越谷市では、全身性に加えて、知的障害者介護人派遣事業も行っています。これは、かって大阪にあった知的障害者ガイドヘルパー事業に習って作られました。

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 養護学校から居住地の学校への居住地交流は、どの子も地域の公立高校へ・埼玉連絡会等の知事応接室泊り込みの際に、教育長から公認されて以来、少しずつ積み重ねられて来ていました。本来はそこに一緒にいるはずだったクラス、きょうだいが通っている学校に行くこと、互いにどうつきあっていいかわからない不安と迷いを重ねて、ささやかに地域を耕して来ました。居住地交流は、本来は誰もが地域の学校で共に育つことがいいんだよねという、共通理解を育む取り組みでした。しかし、国がこれまでの特殊教育の枠をさらに大きく広げ、通常学級の中の手のかかる子を含む特別支援教育を打ち出したのにあわせ、埼玉県は「支援籍」という名で居住地交流を固定化してしまいました。分けた上での交流として制度化してしまったのです。
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 その他、私たちが、県、市に働きかけて具体化してきた「職場参加」の支援策と国レベルの施策の関係も、課題として挙げられます。
 国のやるべき施策、自治体だからこそできる施策、その相互関係について、石原さんにお聞きしながら、じっくり考えたいと思います。

問合せは 090−4938−8689(大坂)までどうぞ。

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→この合宿のプログラムのうち、石原憲冶さんの講演「政権交代後の新たな施策とは」の記録は、社団法人埼玉障害者自立生活協会「通信」に掲載しました。お読みになりたい方は、下記にご連絡を。社団法人埼玉障害者自立生活協会 〒356-0006埼玉県ふじみ野市霞ヶ丘3丁目1番24棟―403号 Tel&Fax 049-266-4987 携帯 080-6608-1275  通信編集部 〒344-0021 埼玉県春日部市大場690-3 048-737-1489 Fax 048-736-7192 waraji@muf.biglobe.ne.jp

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