共に学び・働く―「障害」というしがらみを編み直す

アクセスカウンタ

zoom RSS 高校を共に学ぶ場に!入試合否発表の24日公開質問状の答を聞きに県に行こう

<<   作成日時 : 2010/02/23 18:53   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 0 / コメント 0

 2月24日(水)午後1時半より、どの子も地域の公立高校へ埼玉連絡会として、22日(月)に県教育局に提出した公開質問状の回答を聞きに行きます。急ですが、参加を呼びかけます。

 午後1時 県庁第2庁舎アンテナショップかっぽ前集合・打ち合わせ

 回答を聞く会場は第2庁舎横の県民健康センター中会議室 です。


画像

                       上の写真は2月5日の教育局交渉風景

3項目の公開質問

公開質問状の項目は3点あります。2月5日(金)に行われた交渉結果を受けての質問です。

 1つめと2つめの項目は、今年初めて県が「受験上の配慮のための措置願」を選抜上の資料とする制度を導入したのに、説明会や願書の様式に十分に盛り込まれなかったため、今春からスタートした入試を完全に点数化する大きな流れの中で、点数の取れない知的障害の生徒は切り捨てられて当然という風潮を助長したのではないかという内容です。
 長年私たちが求めてきた「障害の不利益に対する配慮を、別室受験、時間延長、点字受験などの受験上の配慮だけでなく、選抜上でも配慮せよということ(アメリカの公民権法等にあるアファーマティブアクション、あるいは障害者の権利条約に定められた合理的配慮)に対し、この制度を選抜要項・要領に入れることで「やっとみなさんの要望に応えることができる」と述べてきたのは、誰だったのか?だまし討ちとすら思えます。

 3つ目の項目は、定員内不合格を出した高校名を公表せよという、以前も出してきた要望に対し、初めて「法令違反ではないから」という理由で、できないと回答したことの責任についてです。
 教育局は、2001年に「定員内不合格はあってはならない」という確認書を私たちと交わしており、毎年確認し直してきました。今回の要望書には「法令違反」という文言はないのに、あえて「法令違反ではない」と回答してきたのは、確認の撤回を意味するのではないか?聞き流すことはできません。

画像

                      写真は教育局が入っている埼玉県庁第2庁舎

日高高校は英樹くんを受け止めて!

24日(水)は、前期入試の結果の発表日です。
 5年目の受験になる吉井英樹くんは、今年も日高高校を受験しました。英樹くんは、小・中とも近所の普通学級で、みんなと一緒に学んで来ました。中学ではパソコン部でした。重複障害の彼のコミュニケーションは、質問に対しYes/Noで答える形と表情や動作が基本であり、家族や一緒に学んだり遊んだりしてきたクラスメート等が重要な役割を担っています。
画像

写真は中学のクラスメートで大学生になった山崎くんの介助で埼玉障害者市民ネットワーク合宿に参加した英樹くん(中央・車椅子使用)

 にもかかわらず、県教育局は「障害による不利益があってはならない」と言いながら、神奈川や千葉、東京では実施されている、記述式の問題を選択式に変えることや、代読者・代筆者とも本人の推薦する者にすることなどを、本県では不可能と拒否して来ました。代筆者のみ本人推薦が認められた結果、本番では、長い問題を県の教員が一度だけ読み上げ、反応が得られないことを確認するといった、屈辱的な状況を強いられました。また、定員割れの時には、県の確認にもかかわらず定員内不合格にされてきました。

 5年目の今年は、初めて、屈辱的な状況がくりかえされるのなら配慮はいらないとして、措置願だけは出しました。しかし、高校、県は、あくまでも別室受験を求めてきたので、それには応じました。これは管理上の都合に折り合いを付けたものであり、「障害による不利益への配慮」とは無関係です。受験上では、「障害による不利益」はいっさい解消されていないのです。学力検査は0点になってしまったかもしれません。

 ただ、合否は、調査書、学力検査、面接の結果を踏まえ、その学校の教育を受けるに足る能力・適性の有無を、校長が総合的に判断して決定すると定められています。これまでの交渉で県は、たとえ0点であっても、校長が「能力・適性がある」と判断すれば合格できると、述べています。選抜上で、「障害による不利益に配慮する」ことを、校長がどう貫くかが問われています。

画像

                       上の写真も2月5日の教育局交渉

つきあうことから教育を問い直す
 吉井くんの「障害による不利益に配慮」するためには、つきあうこと以外にありません。高校に受け止めつきあうことから、初めてたがいのコミュニケーションの土俵ができ、これまで吉井くんを切り捨ててきた高校入試や教育のありかたをどう見直していったらいいかも見えてくるはずです。

 昨年、大宮商業高校定時制で4年間学んだ重度の知的障害をもつ斉藤晴彦くんが、卒業を認定されました。高校は、当初、評価できないとして、単位を与えず生活進級としていましたが、4年間の過程を全面的に見直して、一転卒業となりました。共に生きる地域社会への入り口として、公立高校を共に学ぶ場とするため、県としても斉藤君の例から深く学び、環境整備を進めてほしいものです。
画像

                  写真は、卒業証書を見せてくれた斉藤くんとご両親

当日の結果の速報は→http://yellow-room.at.webry.info/201002/article_12.html





テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文
高校を共に学ぶ場に!入試合否発表の24日公開質問状の答を聞きに県に行こう 共に学び・働く―「障害」というしがらみを編み直す/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる