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zoom RSS 障害者の住まいとケアを考える 「暮らし見学会」に行って来ました(行田)

<<   作成日時 : 2009/11/19 23:52   >>

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 11月19日(木)午後、行田市の古墳公園の近くの大塚さん宅と生活ホーム「なかまの家」で、暮らし見学会が開かれ、参加しました。http://yellow-room.at.webry.info/200911/article_10.html

暮らし見学会とは

 画像この暮らし見学会は、障害者の住まいとケアのさまざまな組み合わせを生活の場で検証することで、どんな障害者も他の人とともに暮らせる住まいとその環境を社会的に実現してゆくための取り組みです。交通アクセス埼玉実行委員会(一木昭憲代表)と埼玉障害者市民ネットワーク(野島久美子代表)が呼びかけ、地元のNPO法人自立生活センターひこうせん(木村浩章理事長)が主体となって実現しました。

参加者は県内各地から 市役所も

 県東部のわらじの会から団地で暮らす車椅子使用者が2人と関係者、NPO法人障害者の職場参加をすすめる会から民間の借家で暮らす車椅子使用者と関係者、県西部の二人三脚から親と同居で最近家を改修した車椅子使用者、朝霞で民間アパートで一人暮らしを始めたばかりの車椅子使用者、それに所沢で民間借家を仕切ってケアホームを運営しようとしているとことこの家からも参加者がありました。そして、行田市の福祉課と建築課からも3人の職員が参加してくれました。

借家を大改修した大塚さん宅

 画像大塚さん夫妻の住宅は、古い空き家を借り、大家さんの理解を得て、屋根を直し、壁をぶちぬいたり、床を張り替えたり、スロープを付け、トイレを広くしたりしていました。夫妻とも車椅子のまま、暮らしています。ちょっとだけのぞかせていただいた奥さんの部屋はパステル調のにおい立つような雰囲気でした。大塚さんは好きなバラの写真を壁に飾っていました。

困っていることはあるけれど

いちばん困っていることは、進入路が田んぼのあぜ道のようで、大家さんが砂利をしいてくれてはいますが、雨の日は車椅子がはまってしまうことのようです。また、トイレと風呂は、柱を取ってしまうと、耐震上の問題が生じるため、抜本的な改造は難しく、トイレはアコーディオンカーテンになり、風呂は狭いため、問題は残っています。ただ、昨年春、やっと二人だけの暮らしができるようになり、基本的には大満足しておられるようでした。

公費負担は10分の1に満たず

 画像この改造には300万円かかりましたが、公費で出たのは24万円のみで、あとはずべて借金でまかない、現在月5万円ずつ返しているそうです。

土地を提供して入居し半年後に逝った人
 生活ホームなかまの家では、6人の入居者のうち3人が自室を案内してくれました。理事長で入居者の木村さんによれば、ここは地元の和菓子の老舗の名職人さんが障害者になり、地元で生き続けるために、土地を提供する代わりに自分も入居したいと申し出られ、その上にNPO法人が建物を作ることで実現したそうです。その職人さんは入居後半年で逝かれ、いまは別の人がその部屋に住んでいます。わらじの会の生活ホーム・オエヴィスを作り、入居後間もなく亡くなった新坂光子さんのことを思い出しました。

ゆったりした構造のなかまの家

 画像なかまの家は、予想以上にゆったりとした構造になっており、入居者の障害に合わせたさまざまな工夫がなされていました。施設を出て、ここに入居し、ここで最初の結婚生活を始めた大塚夫妻が、さらに今の家に移るに際しては、不安や挫折もたくさんあったにちがいないと推察されました。
 市の職員さんたちは、大塚宅のときよりリラックスしてきて、質問をいろいろしていたようでした。ただ、佐間公民館での報告会までご一緒できなかったのは残念でした。

公民館で報告会

 佐間公民館では、自己紹介を兼ねて、感想や意見を出し合いました。わらじの会のべしみ職員は、なかまの家を見て、トイレや浴室などゆったりとした構造にしてあれば福祉機器を使わなくてもいいんだなと実感したと語りました。
 なかまの家入居者の田島さんからは、交通アクセスだけでなく家のアクセスの運動も誰かやってくれないかと思っていた、思いがかなった感じだという感想が出されました。

住民からの反対の声と自治会長さん
 
このなかまの家も、開設時に住民からの反対の声が出たそうです。障害者ばかりいては近所づきあいもできないし、何か犯罪でも起こしたら困るから、2メートルの壁を張り巡らせと言われたのです。当時の自治会長がとてもいい人で、俺が認めたんだから、反対するあなたたち、自治会から出て行ってもらってもいいよという態度で臨んでくれた画像ので、何も言われないようになったということです。とはいえ、まだよく思っていない人もいるだろうと、木村さん。大塚さんは少し離れたところに住んでいますが、自治会ではなかまの家と同じ班になっているそうです。こんなすれちがいも、地域が作り直されてゆくプロセスだろうなと感じました。

 大塚さん、なかまの家の皆さん、行田市役所のみなさん、その他参加されたみなさん、どうもありがとうございました。今後もこうした取り組みを続けましょう。

→実行委員会の正式な報告は、11月22日(日)に鴻巣市市民センターで開催される交通アクセス埼玉2009の報告交流集会で行われます。
http://yellow-room.at.webry.info/200911/article_6.html

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