共に学び・働く―「障害」というしがらみを編み直す

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zoom RSS 重い障害のある生徒 県立高校でも受けとめて!(埼玉県教育局と交渉しました)

<<   作成日時 : 2009/11/13 22:21   >>

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 11月12日(木)14:30から17:00、北浦和の県労働会館で、どの子も地域の公立高校へ埼玉連絡会(斉藤尚子代表)と県教育局との交渉が行われました。http://yellow-room.at.webry.info/200911/article_4.html

 この交渉の焦点は、小・中学校段階で、教育委員会からは「本来ここにくるべきでない子」という扱いを受けながらも、近所の子供達と同じ空間を共有し続けることで、一緒に遊んだりけんかしたりしながら育ってきた障害のある生徒たちを、公立高校でも受けとめ、共に生きる地域社会の苗を育んでほしいというところにあります。

 「難しい勉強、まったくわからず、苦痛なんじゃないの?」……それは中学校でも、小学校でも同じです。でも大事画像なことは、その難しい勉強に苦しんだり、がんばったりしている他の生徒達の状況を、肌で感じること。試験中のはりつめた空気、放課後の校庭で泣いている生徒の背中、下校時の寄り道…、すべてそこにいなければわからないのです。感じてわかるという点では、他の生徒達も、重い障害の生徒と一緒に過ごすことで、わずかな息のもれや表情を言葉として受け止められるようになるのです。

 「他の子だって希望する高校へ行けないのに、ずるいんじゃないの?」……たしかに入試をゲームと考えれば、ルールは公平でなくてはなりません。ただ、そもそも公立高校は、県民の子弟の進学希望の増加に応じて、県民の税金で増やしてきたものです。定員いっぱい、できれば少々定員をこえても、受け入れることが、ルールの前提です。また、障害によるハンディをちゃんと設けた上で行わなければ、ゲームは成り立ちません。重い障害であればあるほど、近くの公立高校で最大限受けとめ、生徒として一緒に付き合ってみる中で、コミュニケーションや学習のありかたなどを探り当ててゆくプロセスが不可欠なのです。

 画像この日の交渉では、いま高校で学んでいる脳性マヒの生徒からの体験報告がありました。また、大人の脳性マヒ者の発言を、教育局の担当者がうなずきながら、「あなたに質問しているんですよ」と会場から説明されて、実は聴き取れていないのにうなずいていたことが、初めてわかりました。わからないことを、どう伝えたらいいかすら、わからなかったわけです。でもうなずくことで、相手にはあたかも伝わっているかのような印象を与えてしまうのです。あまりにも大きなすれ違い。それが高校入試の縮図であり、社会の縮図なんだと、会場から指摘がありました。

 会場に、4年間入試で落とされ続けている重度障害の吉井くんの中学でのクラスメートの姿がありました。教育局が「障害による不利益に対する配慮」として入試の際に行っている措置が、まさに今日の担当者の行動そのものであることを、彼は吉井くんの受験に付き添った経験から、痛いほど感じていました。また「定員内不合格はあってはならない」と教育局がくりかえしながら、実際には「合否は校長の権限」だとして、吉井くんを何度も定員があるのに落としてきたことも、よく知っていました。大学1年生の彼が、今日は何度となく、教育局に「いままで4年間きちんと高校を指導できなかったんだから、今年はどう変わっていこうとしてるんですか」と質問していました。

 相変わらずのらりくらりとした答弁に終わった教育局でしたが、何かを感じ取ってくれたのでしょうか。

どの子も地域の公立高校へ埼玉連絡会で県立高校再編計画見直しの要望を県に出しました!→http://yellow-room.at.webry.info/200912/article_1.html

 

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
初めまして。
たくさんの記事がありますね。まだあまり読んでいなくて、(申し訳ありません。)どの記事に対して書き込んだら良いのかわからないので、失礼がありましたらすみません。

私の子供は、重度の知的障害があります。神戸の定時制高校に通っています。
今年、障害が理由で留年しました。二回目の一年生です。

先日、教師と今年度についての話しをしましたが、また留年しそうな気がします。何故かというと、子供の出来る事で評価をする、というふうに教師が考えていないからです。

ちなみに評価は、テストの点が七割で、三割が課題のプリントを提出するなど授業態度だそうです。

でも今年の三月までは、誰もこのような事は、言っていなかったのです。

とにかく不安で仕方がありません。

兵庫には、例えば、”障害児(者)の高校入学を実現する会”のようなストレートなネーミングの会がありません。

会がないので、私と活発な活動をしてくれる方々を募集したいです。
スイミー
2011/05/08 12:32
何の反応もありませんね。
やっぱり、重度の知的障害児(者)には、どこにも味方はいないのですね。

おとなしく、養護学校または特殊学級、作業所→施設に入ってれば良いという事なのでしょうね。

多数派にまわっているわけですね。
スイミー
2011/05/15 13:57

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